”暫定扱い”の2017年カナダGP。主催者は来季以降のF1開催合意に向け自信
カナダGPの主催者は、来季のF1カレンダーにカナダGPを残すことを、数週間のうちに合意できると確信している。





カナダGPは、FIAによって9月に公開された2017年のF1暫定カレンダー上では、6月11日に開催予定として記載されている。しかしこれは仮の予定として組み込まれたもので、実際に開催するためにはコースやインフラ等の整備を進めることが必要とされていた。
2014年にカナダGPの契約が延長された際、サーキットの設備を刷新することが、その契約条項に盛り込まれていたという。これにはパドックやコントロールタワー、そしてメディカルセンターなどが含まれていた。そして、これらの改修は、来年完了する予定だった。しかし、作業は当初の予定より遅れており、現在では2019年までに改修を終える方向で協議が進められている。
このような変更があった場合、契約自体も見直しが行われる可能性がある。
カナダGPのプロモーターを務めるフランソワ・デュモンティアーは、先週アメリカGPが行われたサーキット・オブ・ジ・アメリカズを訪問。バーニー・エクレストンとジャン・トッドFIA会長と話し合いを行ったという。そして、物事が正しい方向に向かっていることに自信を持ったと語る。
「この件については今、市長のオフィスとエクレストン氏の間で議論がなされている」
デュモンティアーはそうmotorsport.comに対して語った。
「彼らは合意に至ることができ、暫定カレンダーの我々のグランプリの名前から、”アスタリスク”が外されることを確信している」
「作業を2019年まで遅らせる提案をしている。そして、それが合意されるのならば、我々は問題ないはずだ」
カナダGPは、11月30日までにエクレストンとの契約を整理しなければならないとみられている。なぜならFIAは、その日付までに2017年のカレンダーを完成させようとしているからだ。
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シリーズ | F1 |
執筆者 | Jonathan Noble |