来季のF1マシンを恐れないバンドーン。スーパーフォーミュラでの経験も力に。
バンドーンは、劇的にドライブが難しくなる来季F1に興奮していると語った。








かつてトロロッソに所属していたセバスチャン・ブエミは、来季F1用のピレリタイヤテストにレッドブルから参加。来季追加されるダウンフォースに非常に良い印象を受けた。
また彼は、F1の若いドライバーは、彼らが経験することに恐怖を感じるかもしれないと語った。
「F1は、ドライブするのが一番ハードなカテゴリに戻ったと思う。新人ドライバーにとっては、クルマに乗り込むのに恐怖さえ感じるだろう。いいことだよね」
来季フェルナンド・アロンソの相棒として、マクラーレンのレースシートに座るストフェル・バンドーンにとって、ブエミの来季についてのコメントは彼を怖がらせるようなものではなく、逆にハッピーにさせるものだったようだ。
「怖くなんてないよ!」と彼は語った。
「それを聞いて素晴らしいと思った。僕にとっては、この段階でマシンがどうなるのかを知るのは難しいことだからね」
「それを尋ねるのには、セバスチャン・ブエミはおそらく適してる人物だと思う。キミ(ライコネン)やセバスチャン(ベッテル)、パスカル・ウェーレインと同様に、すでに新しいマシンをドライブしているからね。今の時点では、本当に新しいマシンについてあまり多くを知らないんだ。だけどそうだね、来年はすごく良いものになると思うよ」
「マシンはドライブするのがタフになって、1周を通してより速くもなる。だから僕はそれが楽しみだよ」
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スーパーフォーミュラでの経験が活きると語るバンドーン
先週バンドーンはスーパーフォーミュラで初優勝を挙げたが、ダウンフォースレベルの高いこのカテゴリに今年参戦していることが、2017年に向けての良い準備になっていると語った。
彼は、1年を通してリザーブドライバーとしてレースを観戦しているよりも、スーパーフォーミュラで戦うことで多くのものを得ていると語った。
「スーパーフォーミュラは明らかにダウンフォースが大きく、ヨコハマタイヤも1レースを走りきれるほどの耐久性がある」
「実際、現在のF1とマシンの運転の仕方は大きく異なる。けどドライバーとしては、新しいマシンに乗り込んだら、非常に早くそれに慣れると僕は思う。子供の頃から、僕たちドライバーはクルマに適応するってことをやってきたんだ」
「僕にとっては今年スーパーフォーミュラに参戦して、良かったと思う。日本の文化で働くことを学べたから。ホンダとも良い関係を構築できたし、レースを続けることができた。僕にとっては今年は素晴らしい1年だ」
「優勝した今だけじゃなく、自分が成し遂げたことで僕はハッピーだよ。F1に乗る前のすべてのマシンで優勝することができたんだ。スーパーフォーミュラでの最後の2戦で、もっと勝てるといいね。そうしたら、もっとハッピーだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Jonathan Noble |