「考えすぎ、力を出し切れなかった」嘆くボッタス。今季には自信

ボッタスは、メルセデス移籍後初シーズンだった2017年、考えすぎたためにドライビングが不自然になっていたと認める。

 2017年シーズン、メルセデス入りを果たしたバルテリ・ボッタスは、自身初優勝を含む3勝を挙げたものの、チームメイトのルイス・ハミルトンに58ポイントの差をつけられ、ランキング3位に終わった。

 ボッタス曰く、ハミルトンにこれだけの差をつけられてしまった原因は、考えすぎてしまったことにあるようだ。

 昨シーズン前半はハミルトンも苦戦し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルにも獲得ポイントで先行されていた。しかし、夏休み明けの5レース中4勝を挙げたことにより一気に形勢を逆転。一気にタイトル獲得まで突き進んだ。

 一方のボッタスはシーズン後半にかけて苦しみ、ハミルトンとの差が開いていくことになった。シーズン終盤の3戦を2位-2位-優勝というほぼ完璧な成績で終えたものの、精神的にはかなり疲れていたとボッタスは語る。

「いくつかのレースでかなり苦労した後は、精神的には楽な状況じゃなかった。僕は最初、かなり混乱していたんだ。”一体何が起きているんだ?”というようにね」

 ボッタスはmotorsport.comに対してそう語った。

「自分がしていることに対して疑いを持つようになった時には、自分のドライビングスタイルを変える必要が出てくるし、違うことに適応する必要がある。そして突然、そのことはそれほど簡単ではないということを認識するんだ」

「その後考えすぎてしまうようになり、自然なドライビングができなくなってしまう。でも、もし同じような状況が2018年にも起こったのだとしたら、それに対してははるかにうまく対処することができるだろう。僕はそのための準備ができている」

「僕は難しいレースから、多くのことを学んだ。例えばスパやマレーシア、日本などだね。だから僕は、より良いドライバーになることができたと思う」

 2017年のF1は、レギュレーションが大幅に変更。ウイングが大きくなったこと、そしてタイヤが幅広くなったことによりグリップ力が増し、コーナリングスピードが圧倒的に上がった。しかしながらボッタスは、メルセデスのマシンが持つ特性は、それまでハミルトンがドライブしてきた同チームのマシンから、受け継いでいる部分が多いと考えている。

 2016年末、同年王者のニコ・ロズベルグが急遽引退を発表したことで、ボッタスが電撃的にメルセデス入りを果たすこととなった。そのため、シーズンに向けた準備期間は限られており、ハミルトンに対する経験の差を埋めるだけの余裕はなかったと、ボッタスは語る。

「彼は僕よりもうまくやっている、それは主に、経験から来るものだろうと僕は思っている」

 そう語るボッタスは、2チームのマシンが要求するドライビングスタイルには、明確な違いがあると説明する。

「結局のところこのマシンは、反応という面についてはこの数年の間それほど変わっていないと考えている。そしてウイリアムズのマシンとは、全く異なる動きをするんだ」

「だから、僕には学ぶべきことがたくさんあった。そして常に、追いつこうと努力してきた」

 メルセデスのマシンに対する理解が進んだ今、ボッタスは2018年にははるかに速いドライバーになれるはずだと考えている。その一方でボッタスは、ハミルトンの仕事のすすめ方、仕事に対する考え方は賞賛に価すると語る。

「彼にはものすごい才能があって、どんな状況でも速いということは、もちろん分かっていた。彼はただクルマに乗り込むだけで、とても速く走るんだ」

 ボッタスはハミルトンについてそう語った。

「しかしそういうことは、彼のハードワークによるものだ。彼はチームと共に、賢明に働いている」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース