鈴鹿で3年連続無得点。悔しいホンダ「来季は安心して観られる戦いを」

マクラーレン・ホンダはポイント獲得を期待して3年目の日本GPに挑んだが、無得点。長谷川F1プロジェクト総責任者は悔しがった。

 マクラーレン・ホンダは今年の日本GPでも入賞を逸した。2015年に復帰してから3年連続の無得点だ。

 予選はストフェル・バンドーンが9番手グリッドからのスタート(実際には11番手ながら、他のドライバーのペナルティによるグリッド降格で2グリッドアップ)、フェルナンド・アロンソは予選10位ながらパワーユニット(PU)交換による35グリッド降格のペナルティを受けて最後尾からのスタートになった。そして結果はアロンソが11位、バンドーンは14位。共に無得点だった。

「残念です」と長谷川祐介F1プロジェクト総責任者は語る。

「アロンソのグリッド降格、バンドーンの第2コーナーのアクシデント。このふたつの要素がポイント獲得を邪魔しました。レースのペースは悪くなかったし、実力を見せつけることができた点はポジティブに捕らえられますが、最後の接戦でアロンソがマッサを捕らえられなかったのは悔しいですね」

 アロンソがマッサを攻めているとき、トップ争いをするグループが後方から追い上げてきて、アロンソは青旗を振られた。その青旗を無視したという理由で訓告を受けたが、順位降格のペナルティは課せられなかった。その青旗がなければアロンソはマッサを抜いていた可能性がある、と長谷川。マッサを抜いていれば10位入賞でポイントが獲得出来ていたはずだ。

「レースを通してパワーユニットに問題は出ませんでした。ピットストップもアロンソの1回、バンドーンの2回は予定通りでした。バンドーンはスタート直後のコースアウトがなければ、と悔しがっていましたね」

 今年の日本GPにはホンダ八郷隆弘社長も顔を見せたが、会見なしでサーキットを去った。長谷川は「来場前、新幹線に乗っている社長から電話をもらい、『お前、わかってるだろうな』と言われました」と、面白おかしく語ったが、期待に応えられなかったことに悔しさを滲ませた。

 マクラーレンと組む日本GPは今年が最後のホンダ。来年からはトロロッソへのPU供給になるが、これまでの経験を踏まえて多くの改善ポイントがある。

「トロロッソはイタリアにチームがあり、ホンダのF1基地はイギリスです。これまでエンジン発送などマクラーレンに依頼していたところもありますが、これからは自分たちで全てをやらなければいけない。チームとのミーティングもそれほど頻繁には出来ないと思うので、レースの度にしっかりとやらなければいけません。そういった細かい点を詰めていきます」

 しかし、その前にやらなければならない事がある。戦闘力の高いPUを開発することだ。

「まず、我々の試作能力が低下していた事が問題です。かつてのF1挑戦では細かい鋳造パーツまで内製でしたが、現在はかなりの数を外に出しています。それらの製品が悪いというわけではないんですが、もう少し内製の比率を増やしていこうと思います」

「来シーズンもPU供給はトロロッソ1チームになったので、テストの量も限られます。その欠点を補うために、ベンチテストの質と量を増やさなければと考えています。もちろんベンチテストを増やせば良いというわけではなく、実車とベンチの間のシナジーが上手く働くように修正しなければいけません。そうやって、皆さんにもっと安心して観ていただけるレースが出来るよう頑張ります」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 第16戦日本GP
サブイベント 日曜日 決勝レース
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース