鈴鹿初ポールのハミルトン「ここでマシンに自信を持てたのは初めて」
鈴鹿で初めてのPPを獲得したハミルトンは、いつも鈴鹿では苦戦していたので、信じられないことだと語った。








メルセデスのルイス・ハミルトンは、鈴鹿でマシンに自信を持てたのは今回が初めてだと話した。
ハミルトンは、2006年にミハエル・シューマッハー(当時フェラーリ)が記録した1分28秒954というタイム1.635秒上回り、鈴鹿で初のポールポジションを獲得した。これで今シーズン10回目のポールポジション獲得となる。
ハミルトンは予選後、今年のレギュレーションによりダウンフォースレベルが増加したことを感じ取れたことが、特に印象的だったと語った。
「このマシンでここ(ポールポジション)に到達できたことが信じられない。このマシンが最も素晴らしいマシンとは言わないけど、でもそのうちのひとつだ」
「びっくりするようなマシンだ。鈴鹿は最もクレイジーでローラーコースターに乗っているようなサーキットだけど、(2016年より)3秒も速かった」
「振り回されて、まるで狂ってるみたいだ。信じられないことだし、ここで初めてのポールポジションを獲って、しかもこれが今シーズン10回目(のポールポジション)だ。嬉しく思っているよ」
過去にはマシンバランスに苦戦していたハミルトンだが、今回初めて完全に自信を持つことができたと話した。
富士スピードウェイで日本GPが行われていた2007年と2008年にもハミルトンはポールポジションを獲得しており、今年が日本GPでの3度目のポールポジション獲得となったが、鈴鹿ではいつも適切なバランスを見出すのに苦労してきたという。
「毎回ここでは苦戦していて、適切なバランスを見つけることに苦労してた。たいていの場合に良いスタートを切れないでいた」
「もしそれができていたとしても、悪い方向へ進んでいたかもしれない。いつもアップダウンがあったからね」
「マシンをコントロールできたと感じられたのは、このマシンが初めてだ。あちこちに微調整をしたけど、最終的には良い仕事ができた」
「今回はいつも以上に良い結果になったし、マシンに関する僕の知識も以前より増えている。そのおかげでこういう良い仕事ができた」
またハミルトンは、今年はメルセデスが最大限の結果を出すことが難しいレースもあったが、このマシンは予選ではドライブのしやすいものであったと語った。
「このマシンは予選でドライブしやすいマシンだ。それに週末の中でも予選は最も楽しめるセッションだ」
「今日のようにラップをまとめるためには、毎週末Q1、Q2、Q3と待たないといけない。モータースポーツというのは、自分自身とマシンによる究極のパフォーマンスだ」
「今日はそれを一緒に発揮することができてよかった。もしここで対等に戦うことができなかったら、こういう素晴らしいポジションにはいなかっただろう。明日はマシンが手に負えないなんてことにはならないよう願っている」
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