鈴鹿F1、30回記念イベントが発表。来年以降の開催については”交渉中”

鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの山下社長が会見を行い、30回目の開催となる今年のF1日本GPと、今後の開催契約交渉について語った。

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの山下晋社長が会見を行い、同地では今年で30回目の開催を迎えるF1日本グランプリに向けて行われる新たな施策、そして今後のF1日本GPの開催権契約の交渉状況について語った。

 今年30回目の開催を迎える鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリ。この記念すべき大会に向け、鈴鹿サーキットでは様々な施策を行っていくことを明らかにした。

 山下社長曰く「ワクワク楽しい大会にしたい」という今年の日本グランプリ。その目玉イベントとして準備が進められているのが、レジェンドマシン&ドライバーが多く来場するという『Legend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap』だ。

 このイベントは、F1日本GPの金〜日にかけ、多くの伝説的マシンが走行するというモノだ。この日はロータス100T、マクラーレン・ホンダMP4/6、フェラーリ412T2、フェラーリF2005、フェラーリF10が登場することが発表されたが、これらを含め、15台以上の歴代F1マシンを呼び寄せる予定だという。しかもそのどれもが、1987年〜2017年の日本GPで活躍したモノにすべく、交渉が進んでいるという。

 またマシン同様、鈴鹿で印象的な活躍をしたドライバーも招聘予定。すでにミカ・ハッキネン、フェリペ・マッサ、ジャン・アレジの来場が決まっているが、合計で10人以上のレジェンドドライバーを呼び、実際にマシンに乗って走ることが目指されている。

 これらのマシンは、パドックに隣接した”F1インフィールド”エリアに展示される予定。これまでの日本GPではパドックパスが無ければ入れなかった区域に、”F1インフィールドパス(10,000円/日。別途観戦券が必要)”を購入すればアクセスでき、これまでとは違ったF1体験をすると共に、伝説的なマシンを間近で見るチャンスを得ることができるという。

 また、”若い"F1ファンのために、観戦料金も大幅に刷新。3歳〜中学生なら、全席3,000円で観戦できるという。また高校生・大学生限定で、10,000円のV1指定席が販売される。さらに30回の記念大会ということで、すべての観戦券が思い出と共に残していくことができる、プラスチックなどでしっかりと作られたアニバーサリーチケットになることも、併せて発表されている。

 なお今年の開催をもって、F1日本GPの開催契約期間は満了となるが、現在も延長に向けた交渉が続いているという。

 これについて山下社長は、次のように語った。

「これまでの人生ではなかったくらい、頻繁にヨーロッパに行き、チェイス・キャリーさんなどと話しています」

「ただ、まだ契約は締結していません。これだけ長くやってきたのですから、可能であれば継続していきたいです。そして、F1ファンが増えていく形にしていきたいと思っています。ファンを増やすために、できる限りのことをしていきたいです」

 リバティ・メディアが昨年から新オーナーになったことで、FOMの協力の姿勢も変わってきているという。

「FOMとは、基本的には多くの面で合意に至っています。オープンなF1にしていこうという彼らの姿勢には、我々も大賛成です」

 そう山下社長は語る。

「放映権や取材の可否など、これまでのF1には非常に閉ざされた部分が多くありました。それによってレースが観られなくなったりして、F1ファンが減ることになってしまった。なので、色々なファンが映像を観られるようにして欲しいとか、可能な限り多くのメディアに取材して欲しいという意見を申し上げると、彼らも『それは当たり前のことだ』と言います」

「ただ、(開催)権利金の面では、まだ合意に至っていません」

 30回目の鈴鹿でのF1日本GPは、これまでにない規模の様々な施策が行われ、盛り上がりを見せるだろう。あとは2019年以降の開催契約が、無事に締結されることを祈るのみだ。

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース