集中力を増すハミルトンを警戒するロズベルグ「今のやり方を貫き通す」
ロズベルグはハミルトンを警戒する一方、残りの4レースに対するアプローチを変えるつもりはないと話した。









日本GPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンの振る舞いが幾度か取り挙げられた。レース後の記者会見で、彼は”失礼な”メディア報道に腹を立ていることを一方的に伝えた後、途中退室したのだ。しかしその出来事に対して、チームメイトのニコ・ロズベルグはそこに問題はなかったように感じていたと明らかにした。
それはハミルトンの気持ちが別の場所にあったというわけではなく、彼は現状の全てを受け入れて新たな決意のもとに世界選手権に臨んでいると、ロズベルグは信じている。
メディアに対するハミルトンの振る舞いに対して、ロズベルグは語った。
「まず、僕は全ての出来事を知っている訳ではない。日本GPの間にそんなことは見ていないし、それが現状も続いている話なのかも知らない」
「一方僕の知っている彼は、今まで通りレースに集中している。特にマレーシアGPで起きたような出来事の後では、彼は僕が今まで見ていた以上に多くの時間をレースのために費やしている。何ヶ月も前のデータを見て、少しでもタイムアップできるようにしているんだ」
「彼にとても強いやる気が出てきたように見える。エンジニアとも熱心にやっているようだ」
またロズベルグに対し、あるジャーナリストがハミルトンは自滅への道を歩んでいると報道しているが、本人はどのように捉えているのか訊いた。
「さっきも言ったけど、自滅している姿は見ていない」
「僕から見たルイスは、強いやる気と集中が感じられる。僕はレース中もその後も、メディアを見ることはないからそれ以外知らない」
「とにかく僕の場合は、今、自分のことに集中しているんだ。ルイスがどんな心情にあるかはわからない」
タイトルへのアプローチ
ロズベルグは今季のチャンピオンシップや、個々のレースに対し関心を寄せ過ぎることはないと話している。
タイトル争いで33ポイントのアドバンテージがあるにもかかわらず、彼は最後の4レースで今までのやり方を変えるべきてはないと考えているようだ。
「ルイスは僕のチームメイトであり、彼はいつでも戦うことができる」とロズベルクは語った。
「彼は常にタフだ。まだレースは続いていく」
「そして一番の理由は、今のやり方が一番うまくいっているからだ。そんな中、何かを変える理由はないと思わないかい?」
「僕のアプローチはちゃんと実を結んでいる。レースを前にしたら、とにかく週末に集中することで勝利を得ようとする。そうすることで僕は勝ってきた」