F1

厳しい時期を乗り越え、躍進果たしたマクラーレン。ドライバーからの批判も「モチベーションアップに役立った」

マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、シーズン序盤にランド・ノリスがマシンを公に批判したことが、チームのモチベーションを高めるのに役立ったと語った。

Filip Cleeren Matt Kew

公開日時: 2023/08/21 23:22

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Zak Brown, CEO, McLaren Racing, Lando Norris, McLaren, 2nd position, celebrate in Parc Ferme

 シーズン中のアップデートで見事な躍進を果たしたマクラーレン。ザク・ブラウンCEOはランド・ノリスからのマシンへの批判が、モチベーションを高めるのに役立ったと話した。

 マクラーレンは2023年シーズン開幕の時点で開発目標を達成できず大苦戦。組織の大幅変更も余儀なくされた。シーズン序盤は散発的にトップ10入りを果たしただけで、開幕8レースのうちポイント獲得は3レースのみだった。

 しかしオーストリアGPで投入された”Bスペック”アップデートの効果が大きく、ノリスが2度の表彰台を獲得。オスカー・ピアストリもベルギーGPのスプリントで2位になるなど、素晴らしいパフォーマンスを見せている。

 Bスペック導入前、ノリスがMCL60の欠点を露骨に批判し、その後も低速コーナーでは”かなりひどい”クルマだと指摘していたことを考えるとまさに状況が一変したと言える。

 ノリスのこうした批判について、チームのやる気を失わせるようなものだったのではないかという指摘もあるが、ブラウンCEOはこれに反論した。

「いや、みんなやる気満々だよ」とブラウンはmotorsport.comの独占インタビューに答えている。

「我々は一緒に喜んだり、不機嫌になったりするものだ。彼のコメントは一貫性があるし、モチベーションを高めてくれる」

「我々は落ち込まず、懸命に戦う。シーズン序盤の不振を見れば、それは大変なことだった。その一方で、水面下では風洞で素晴らしい進化を遂げていることが分かっていた」

「シーズン序盤は大打撃を受けたが、チームはうまく対処してくれた」

Lando Norris, McLaren MCL60

Lando Norris, McLaren MCL60

Photo by: Erik Junius

 ブラウンは2022年シーズン中に、チームが中団あたりで停滞するのを防ぐために何かを変えなければならないと認識していたという。しかし、2023年の開幕前に軌道修正するにはすでに遅すぎた。そのためマクラーレンはシーズン開幕時に、あるべき姿から出遅れていたことを認めている。

「そこまでいけなかったんだ。2017年はどん底で、2021年は真ん中あたりだった。あそこまで戻るわけにはいかない。問題にぶつかっていて、昨年後半には、そのことを実感していた」

「なぜ勢いを失っているのか、なぜ停滞しているのか、F1でそれが何を意味しているかについて社内で話し合った」

「30日後にどうなるかわかっていながら、ローンチの話をするのは無意味だっただろう。我々が目標としていたデータに到達できていなかったので、ただ透明性を保っていた」

「そしてオーストリアとシルバーストンでは、データが状況が好転し始めたと教えてくれた。だから、良いデータであろうと悪いデータであろうと、データで見えていることがサーキットと相関しているという自信につながったんだ」

 ベルギーGPではトップスピードに苦しんだマクラーレン。イタリアGPでの競争力を高めるため、モンツァ仕様のリヤウイングが優先的に開発されており、その効果が発揮されれば引き続きマクラーレンが素晴らしいパフォーマンスを見せる可能性があるだろう。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 フェルスタッペン、ますます過酷になるF1の日程に疑問「F1って続ける価値があるのだろうか……疑問に思うことがある」

次の記事 メルセデスF1、予算制限による開発の遅れ認める。風洞での発見をアップデートに十分活かせず

More from

Filip Cleeren



なんでそんなに新パーツを作れるのか……フェラーリの積極アップデートにマクラーレン感銘「それを実現できた理由を、理解しなければいけないな」

F1

F1

オランダGP

4 日前

なんでそんなに新パーツを作れるのか……フェラーリの積極アップデートにマクラーレン感銘「それを実現できた理由を、理解しなければいけないな」



”3連覇”狙うマクラーレン、今シーズン後半も積極的マシン開発宣言「今年学んだモノは、絶対に来年にも活きるんだ」

F1

F1

4 日前

”3連覇”狙うマクラーレン、今シーズン後半も積極的マシン開発宣言「今年学んだモノは、絶対に来年にも活きるんだ」



マクラーレン、回転リヤウイングのアイデア乗り遅れに「失望」あったと認める。夏休み明けにようやく実践投入へ

F1

F1

ハンガリーGP

5 日前

マクラーレン、回転リヤウイングのアイデア乗り遅れに「失望」あったと認める。夏休み明けにようやく実践投入へ

More from

マクラーレン



マクラーレンのハッキネン&クルサードコンビはなぜ関係がこじれなかった?「2、3ヵ月も怒りを抱えたまま過ごす意味はない」

F1

F1

オランダGP

1 日前

マクラーレンのハッキネン&クルサードコンビはなぜ関係がこじれなかった?「2、3ヵ月も怒りを抱えたまま過ごす意味はない」



マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

F1

F1

7 日前

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?



まさに運命のイタズラ。オコンのキャリアを狂わせた2019年「レンタカーの中で泣いたのを覚えている」

F1

F1

11 日前

まさに運命のイタズラ。オコンのキャリアを狂わせた2019年「レンタカーの中で泣いたのを覚えている」

最新ニュース



キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 44 分前

オランダGP

キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス



大波乱のチャンピオン争い! 14位に終わったウェーレインが戴冠。バーナードが最年少優勝|フォーミュラE最終戦ロンドン

機能

フォーミュラE

ライブテキスト

評価

機能

フォーミュラE 7 時間前

ロンドンE-Prix レース2

大波乱のチャンピオン争い! 14位に終わったウェーレインが戴冠。バーナードが最年少優勝|フォーミュラE最終戦ロンドン



フェルスタッペン、後半戦の”優先事項”は「週末の途中でパフォーマンスが落ちてしまう問題を解決する必要がある」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 11 時間前

オランダGP

フェルスタッペン、後半戦の”優先事項”は「週末の途中でパフォーマンスが落ちてしまう問題を解決する必要がある」



ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 12 時間前

ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録