アストンマーチン、連続表彰台の実力はホンモノ? 「様々なコースで速いのを確認」とチームも自信深める
アストンマーチンF1は開幕戦、第2戦と連続で表彰台獲得の好結果。チーム代表のマイク・クラックは、今季マシンAMR23が様々なコースでパフォーマンスを発揮できる自信を獲得しつつあると語った。
F1第2戦サウジアラビアGPが行なわれ、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソが3位表彰台を獲得。開幕戦からの連続表彰台で、チームも今季マシンの実力に自信を深めている。
アストンマーチンは開幕戦バーレーンGPで異次元の速さを見せつけたレッドブル勢に次ぐ3位を獲得したことで、今シーズンのダークホースとしての前評判を確実なモノとした。
第2戦サウジアラビアでも彼らには期待がかけられていたが、アロンソは予選で3番手タイムと、やはり速さを発揮。決勝レースではグリッドボックスをはみ出したことによるペナルティを受けながらも、レッドブル勢に次ぐ3位を獲得し連続表彰台となった。
アストンマーチンは開幕戦後には舞台となったバーレーンが特殊なコースであったため、まだ他のコースでも今季マシンAMR23が強さを見せることができるかについては、慎重な姿勢も見せていた。
しかし、AMR23はサウジアラビアでも速さを見せた。この結果もあり、チーム代表のマイク・クラックに対して”AMR23が様々なコースで速さを発揮できると確信したのではないか?”という質問が飛ぶことになったが、彼としても自信を深めている様子だ。
「今週末はそれが確認されたと思う」と、クラック代表は語る。
「注意深く結論を出す必要があるとは思っている。我々は2つの全く異なるコースのデータサンプルを手にしているが、この2つのコースで我々には競争力があった。しかし、コースは他にもある」
「そのことを見くびってはならない。F1は相対的な争いであり、ライバルが我々の気づいていない問題を抱えている可能性もあるし、それによって序列が変わる可能性もある」
「だから様子を見る必要があると思う。シーズン終了時にまた聞いてくれ!」
Mike Krack, Team Principal, Aston Martin F1 Team
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
なおクラック代表は開幕戦バーレーンGPでの好結果を受けて、チームが興奮しすぎないように注意していたと話している。
「期待に対しては慎重だったんだ」
「ここジェッダとバーレーンとの違いを考えていたからだ」
「バーレーンでは他のセクションに比べてハイスピード区間で少し競争力が劣っていると感じていたんだ」
「そのため、本当のところは分からないんだ。だからこそ我々も慎重になっていた」
「ストレートでのパフォーマンスも、慎重になった要因だった。バーレーンで最高とは言えなかったその2つの要素が、ここジェッダでは重要な要素だったんだ。だからこそ慎重にもなっていた」
今年のF1は、2レースを終えた段階ではレッドブルが別次元の速さを発揮している。アストンマーチンには昨シーズン中に見せた成長から、今年もさらなる進歩が期待されている。クラック代表は、レッドブルに追いつけるかどうかを断言することはできないと語った。
「レッドブルを捉えられるか? それは良い質問だ」
「今は開発競争が進行中だ。我々はインフラやスタッフ、競争への慣れという面で、”パワー”の異なる相手と戦っている」
「ギャップを維持できるのか? それとも縮められるのか?……この件についてあまり予測を立てすぎないようにするべきだ」
「ともあれハードワークをこなしていくことになるだろう。昨年は前を行くマシンとの差を縮めることに成功した経験がある。もちろん、昨年できたからといって、今年もまたできるという意味ではないがね」
アストンマーチンはフェラーリやメルセデスと争う位置にあるが、彼らとしてはレッドブルかそれ以外か、どちらを視界に定めているのか? その点について聞かれたクラック代表は「目指すのは常に最速のクルマだ」と答え、次のように続けた。
「そしてもうひとつ、弱点と改善すべき領域を特定するということが大事だ。自分たちのクルマが週末にそれがどうなってくるかを確認する事が必要なんだ」
「『ウチのクルマはあの相手に対して何%だ、こっちの相手には何%だ』と言うことに意味はない。実際に何を行なうかを変えるモノではないからね。弱点を改善し、さらに進んでいく。そういうことだ」
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