アルファタウリ・ホンダ「去年よりも間違いなく良くなった」 しかし次期マシン開発計画に変更なし
アルファタウリ・ホンダは、2021年に力強いスタートを切ったにも関わらず、2022年用マシンの開発計画を遅らせるつもりはないと考えている。
Pierre Gasly, AlphaTauri AT02
Charles Coates / Motorsport Images
2020年シーズンのF1をコンストラクターズランキング7位で終えたアルファタウリ。今季はここまで8ポイントを獲得し、ランキング5番手となっているが、予選やレース中のペースを見る限り、それ以上の強さを秘めているように見える。
そのアルファタウリは、レギュレーションが大きく変わる来季用マシンの開発について、遅らせるつもりはないと考えている。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、今季のチームは昨年と比較して一歩前進し、ランキング5位を目標にしていると語る。
「我々の目標は、チャンピオンシップをトップ5で戦うことだ。それが、我々が目指しているモノだ」
そうエギントンは語った。
「我々がしっかりとその中にいるのかどうか、判断するのは時期尚早だ。でも、昨年よりも競争力が強くなっているような気がする」
「我々は冬の間、ほとんどの技術的目標を達成した。上位との差を埋め、マシンのパフォーマンスを向上させることを目標としていた。そして、より幅広いコンディションで機能するようにしたんだ」
「ここに座り、その状況を眺めて、そしてそれがどうなっていくのか見ていく……そんな甘い考えを持っているわけではない。そういう状況にはないのだ。とはいえ、我々は現時点で一歩前進できてはいるようだ」
2022年シーズンから、F1には新たなレギュレーションが導入される予定になっている。そのため各チームは、今季マシンと来季マシンの開発にリソースを振り分けている。そして今後は、そのリソースのほとんどを次期マシンの開発にかけるようになるはずだ。
エギントンは、アルファタウリが今季かなりの成績を手にできる可能性があるにも関わらず、2022年用マシンの開発に完全に集中する次期についての計画を、当初の予定から変更するつもりはないと語った。
「正直なところ、私の頭の中にはそれに関する考えはない」
エギントンはそう語り、計画を変更する可能性を否定した。
「2022年に向けては、大規模なプロジェクトだ。そして個人的には、テクニカルグループのリーダーとして、来年のクルマに妥協はないと感じている」
「我々はそれを実現する必要がある。課題は、このクルマに必要なリソースを考えつつ、リソースを他のマシンの開発に移行する時にも、このクルマで行なえることを最大化するということだ」
「私は『2021年用マシンの開発をさらに推し進めたら、2022年はこうなるだろう』などと言えるようなポジションにいるとは思っていない。これは全てのチームにとって、バランスを取る必要のあることだと思う」
「来季のマシンに割り当てている技術チームには、すでに多くのリソースが割り当てられている。ただ、これが我々のチャンスだと信じて、全てのモノをそれに注ぎ込んでいるわけではない。我々は毎年改善しようとしている」
「今年は去年よりも良いようだが、去年もその前の年よりも良かった。それと同じことは、2022年にも当てはまると思う。次の一歩を踏み出したい。もし来年に向けて妥協してしまったなら……それが受け入れられるとは思わない」
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