クビサの”2019年F1復帰への旅”は続く……競争力を信じるウイリアムズ

ウイリアムズのパディ・ロウは、リザーブドライバーに就任したクビサは、2019年もF1復帰をかけて挑戦を続けていくだろうと語った。

 ウイリアムズのテクニカルチーフを務めるパディ・ロウは、チームのリザーブ兼開発ドライバーに就任したロバート・クビサが、2019年もF1復帰の権利をかけて他のドライバーとのシート争いに挑んでいくだろうと語った。

 かつてトップクラスのF1ドライバーだと評されていたクビサは、2011年のラリー事故で右腕を負傷しF1を離れた。しかし昨年になってF1復帰に向けて本格的に動き出した。

 彼はルノーとウイリアムズでテストを実施。ウイリアムズのシート獲得一歩手前までいったが、最終的にルーキーのセルゲイ・シロトキンとのシート争いに敗れ、ウイリアムズのリザーブ兼開発ドライバーを務めることになった。

 モスクワで行われたウイリアムズとSMPレーシングのイベントに参加したロウは、クビサが再びF1のレースドライバーとなるために何が欠けていたのかと訊かれると、motorsport.comに次のように語った。

「ロバートはラリーでの事故で右腕を負傷したトラウマを抜け出し、F1に戻るための道を見つける旅をしている」

「彼の名誉のために言えば、それには信じられないほどの努力と勇気、そしてその目的を達成するための献身が求められる。それに、彼はまだ旅の途中だ。彼は開発ドライバーとして我々と働くが、その旅は続いていくと私は考えている」

「最終的に、彼に何かが欠けていたというわけではない。レースシートを獲得するためには、常に競争の激しい市場を勝ち抜かなければいけない。才能に溢れるドライバーは、F1シートの数よりも多いのだ」

「ロバートも、それ以外の”道”を望んではいないだろう。2019年にどこかのシートに空きが生じたとしても、彼はそのシートに座る権利を勝ち獲らなければならない」

 2017シーズン終了後に、アブダビで行われたテストでウイリアムズの最新マシンに乗ったクビサは、シロトキンと比べてパフォーマンスが悪く、特に予選アタックのペースで劣っていたと報じられている。

 しかしロウは「それについて話すつもりはない。我々はドライバー選考プロセスの中で多くのドライバーと作業をした」と述べた。

「我々がセルゲイを選んだのは、彼の持つパフォーマンスの全てを考慮したからだ。ロバートだけではなく多くのドライバーと比べて、彼が最有力だった」

 クビサが引き受けた役割の一環として、彼はプレシーズンテストやインシーズンテスト、そしてグランプリ週末のフリー走行で走行を行うことになるだろう。

 さらには、シミュレーターでの作業も”かなりの量”担当することになるという。クビサ本人は、”レースドライバーやシミュレーター開発ドライバーと同じような規模”だと語っている。

「重要なのはロバートがテクニカルチームの一員となり、代役としてベンチに控えているということだ。彼はただ座っているわけではない」とロウは付け加えた。

「我々は彼にマシンに乗る時間を与える。また、彼はシミュレーターの作業も行う。彼がレースドライバーのふたりをサポートし、レースプログラムの中でマシンを開発してくれるということが重要だ」

 また、もしクビサがレースドライバーのランス・ストロールかシロトキンの代役を務める必要が生じた場合でも、彼は高いレベルのパフォーマンスを発揮すると、ロウは確信しているようだ。

「ロバートは問題ないだろう。我々は自信を持っている。もし彼が、自分はレースに出るのにふさわしいと考えていなかったのであれば、リザーブドライバーにはならないはずだ」

「彼は間違いなく、競争力を発揮してくれる」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ロバート クビサ
チーム ウイリアムズ
記事タイプ 速報ニュース