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予選レポート

F1ドイツGP予選:跳ね馬に”惨劇”。ハミルトンが0.3秒差PP、フェルスタッペン2番手

F1第11戦ドイツGPの予選は、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

Polesitter Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, second place Valtteri Bottas, Mercedes AMG W10

Polesitter Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, second place Valtteri Bottas, Mercedes AMG W10

Steven Tee / Motorsport Images

 F1第11戦ドイツGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季4度目のポールポジションを獲得した。

Q1:ベッテルまさかのノータイム! ノリス、アルボンもQ1敗退

 ホッケンハイムリンクは気温28度、路面温度45度というコンディション。FP3から10度ほど路面温度が上昇し、予選開始時刻を迎えた。

 まずはウイリアムズ勢が最初にコースイン。少し間を置いて中団チームが徐々にアタックに向かった。上位勢もセッション開始から6分が経ったころから動き出したが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はアウトラップで”パワーがない”と訴え、そのままピットに戻ってしまった。

 ガレージでスタッフが慌ただしくベッテル車のエンジンカウルを取り外す中、チームメイトのシャルル・ルクレールは1分12秒229でトップタイムをマーク。2番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、最初のアタックで16番手と不発。バルテリ・ボッタスも、キミ・ライコネン(アルファロメオ)に及ばず4番手に留まった。

 ハミルトンは2度目のアタックで3番手に浮上し、まずは一安心。一方のベッテルは予選アタックを諦め、マシンを降りてしまった。

 トップ2とベッテル以外の全車が2セット目のソフトタイヤでアタックへ。この時点で、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)、ウイリアムズ勢がQ1脱落圏内にいた。

 ジョビナッツィはタイムアップし、Q2へ進出。これでランド・ノリス(マクラーレン)が弾き出され、16番手で自身初のQ1敗退となってしまった。アルボンもタイムアップできず17番手。どうやらノリスにアタックを妨害されてしまったようで、無線で怒りを露わにした。トロロッソは、ダニール・クビアトが15番手でなんとかQ2進出と苦しい展開だ。

 18番手にジョージ・ラッセル、19番手にロバート・クビサのウイリアムズ勢。ベッテルはターボ関連のトラブルに見舞われ、母国で無念のノータイムに終わった。

Q2:フェルスタッペン、Q2敗退の危機にヒヤリ

 15分間のQ2がスタートすると、ルクレールやメルセデスの2台はミディアムタイヤでコースインした。

 最初にアタックしたハミルトンのタイムは1分12秒149。メルセデスのマシンにはミディアムタイヤの方が合っていたのか、ルクレールが記録したQ1トップタイムを上回った。ルクレールは、0.195秒差で2番手。ボッタスはハミルトンと0.338秒差で3番手につけた。

 レッドブルは、フェルスタッペンがミディアム、ピエール・ガスリーがソフトタイヤを選択。アタックに入ろうとしたフェルスタッペンだったが、ストレートでパワーを失ったと訴え、ピットに戻ってしまった。この間に、ガスリーは3番手タイムを記録した。

 各車がピットに戻り2回目のアタックに備える中、フェルスタッペンはソフトタイヤに履き替えてコースイン。トラブルが解決していないかと思われるほど低速でタイヤを暖めたが、無事にアタックを完了して1分12秒427の4番手。ただ万全の状態とは言えないようで、前戦イギリスGP予選と同様、”ラグが酷い”と訴えた。

 予選Q3進出争いは、8番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)から、13番手となったダニエル・リカルドまで0.033秒差という大接戦。11番手以下、ジョビナッツィ、ケビン・マグヌッセン(ハース)、リカルド、クビアト、ランス・ストロール(レーシングポイント)がQ2で姿を消した。

 Q2トップタイムとなったハミルトンは、ユーズドのソフトタイヤでコースインし、Q3に向けて感触を確かめていた。

Q3:ハミルトン、0.3秒差のポールポジション!

 フェラーリがルクレール車のカウルを外し、慌ただしい動きを見せる中、メルセデスの2台はボッタス、ハミルトンの順にコースイン。フェルスタッペンも問題なくコースインした。

 週末を通して絶好調だったフェラーリが不在の中、ハミルトンは1分11秒767を叩き出した。フェルスタッペンはマシンの微調整が成功したのか、1分12秒113で2番手に続いた。

 一方、ルクレールはガレージを出ることなくマシンを降りてしまう。フロントロウを独占するポテンシャルがあったはずのフェラーリにとって、悪夢のような予選となってしまった。

 サインツJr.、ペレス、ライコネン、ヒュルケンベルグは1アタックに賭ける形に。ペレスは空いたコースでアタックし、それ以外の3台はセッション終盤にアタックを敢行した。

 メルセデス勢はハミルトン、ボッタスの順にコースイン。その後ろにフェルスタッペン、ガスリーが続いてアタックに入っていった。

 ハミルトンは第1、第2セクターでタイムを更新できず。第3セクターでは全体ベストを更新したものの、自己ベスト更新はならなかった。

 しかし、ポールポジション争いで自己ベストを更新できたのはボッタスのみで、トップ4のオーダーは変わらなかった。なお、ガスリーはボッタスに0.051秒差に迫るタイムを出したものの、タイム抹消となっている。

 これにより2番手以下に0.3秒以上の差をつけ、ハミルトンがチームの母国レースで通算81度目のポールポジションを手にした。

”ベスト・オブ・ザ・レスト”はライコネン。5番グリッドを手にした。6番手以下、グロージャン、サインツJr.、ペレス、ヒュルケンベルグ、ルクレールというオーダーとなった。ルクレールには燃料関係のトラブルが起きてしまったようだ。

【リザルト】F1第11戦ドイツGP:予選結果

順位 ドライバー タイム 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'11.767   229.442
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'12.113 0.346 228.341
3 Finland バルテリ ボッタス 1'12.129 0.362 228.290
4 France ピエール ガスリー 1'12.522 0.755 227.053
5 Finland キミ ライコネン 1'12.538 0.771 227.003

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