
ロシアGPで4位となったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、上位3台と比べて速さが足りていなかったと振り返った。
F1第16戦ロシアGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4位を獲得した。フェルスタッペンは満足すべき結果だと語った一方で、次戦日本GP以降に向けて改善すべきことは残っていると考えている。
予選ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上回り、4番手タイムを残したフェルスタッペン。しかし、戦略的なエンジン(ICE)交換を実施したことによりグリッド降格ペナルティを受け、決勝は9番グリッドからスタートした。
高速コーナーであるターン3での速さを活かしてオーバーテイクを重ねたフェルスタッペンは、17周目に5番手に浮上した。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトラブルでマシンを止めたため4番手となったが、トップ3とバトルできる速さはなく4位でのチェッカーとなった。
「4位は今日のできるかぎりの結果だったと思いますし、ベッテル選手のリタイアというラッキーもありました」
フェルスタッペンは、ホンダのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「フェラーリとメルセデスに速さがあり、かつペナルティーによるグリッド降格からスタートしたことを考えると、満足すべき結果だったと思います。中団のトラフィックから抜け出したあとは、特に大きなことは起きませんでした。セーフティカーが出るまでは単独で走行する少し寂しいレース展開となりました」
「トップ3のマシンと比べると明らかに速さは足りていませんでしたが、レース終盤で周りがソフトタイヤを履いていた中、ミディアムタイヤで戦うのはさらに困難でした」
次戦は、ホンダにとってのホームレースとなる日本GPだ。フェルスタッペンは、ライバルたちに対抗するため、改善するべきことは残っているとコメント。最善を尽くして、日本のファンの前で良いレースがしたいと意気込んだ。
「最善を尽くした結果でしたが、もちろんもっと多くの表彰台や優勝を獲得したいので、周りの速さに負けないように改善するべきことはまだあると感じています。次戦の日本GPが行われる鈴鹿での一戦が今から楽しみです。ホンダのホームレースで日本のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦いたいと思います」