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トロロッソ代表、初表彰台獲得のガスリーは「”円熟”したドライビングだった」と称賛

トロロッソのフランツ・トスト代表は、F1ブラジルGPでクレバーなドライビングを見せて2位を獲得したピエール・ガスリーを称賛した。

Pierre Gasly, Toro Rosso, 2nd position, drinks Champagne on the podium

Andy Hone / Motorsport Images

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPを2位でフィニッシュ。F1では自身初となる表彰台を獲得した。

 フェラーリが同士討ちするなど、上位勢にリタイアが相次いだことにより3番手まで浮上したガスリーは、一時は4番手にポジションを落としたものの、メルセデスのルイス・ハミルトンとアレクサンダー・アルボン(レッドブル)が接触したことで2番手に浮上。その後の1周半、ハミルトンの猛攻を抑えきり、そのまま2位でチェッカーを受けた。

 ガスリーはF1で自身初の表彰台を獲得。トロロッソにとっては、ドイツGP以来今季2度目の表彰台獲得となった。

 今季前半はレッドブルで 苦しいシーズンを送っていたガスリーだったが、レッドブルの”入れ替え人事”でトロロッソに戻って以降は好調が続いている。

 トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、ガスリーが好調なのは”イタリアの空気と料理がおいしいから”だとジョークを飛ばしつつ、ガスリーのパフォーマンスを称賛した。

「まず、彼は(トロロッソの本拠地である)イタリアに戻ってきた。空気はずっと良いし、料理も美味しい。それが彼を助けたんだ。冗談だけどね」

「ピエールはマシンやチームのことをよく分かっている。未知のものはなかったので、すぐに馴染んだんだ」

「彼は(チームに復帰して)すぐに素晴らしいレースを見せてくれた。シンガポールやオースティンで、とても良いパフォーマンスを見せていたんだ」

「そして今回、彼は金曜日から高い競争力があった。予選では、ピエールとこのパッケージがトップ7に入れるタイムを残せることを示した。良いレースができると思っていたが、彼が2位でフィニッシュできたのは幸運だった。フェラーリのおかげなので、(フェラーリ代表のマッティア)ビノットにありがとうと言わなくてはね? ただ、それがなくても彼は問題なく6位でフィニッシュできただろう」

「我々はセットアップの面で、良い妥協点を見いだすことができた。インテルラゴスは、ロングストレートが非常に重要だ。我々はそこで最速の1台だった。しかしインフィールドでは気をつける必要があった」

「彼は非常に賢い運転をした。ターン4やターン6、ターン11の出口でタイヤをセーブしていたんだ。特に110kgの燃料を積んで、ソフトタイヤでスタートしたレース序盤はね。彼のやり方は非常に円熟したものだった」

「レース中、キミ(ライコネン)が迫ってきた時、彼はすぐに”自分よりコンマ1、2秒速い”と分かっていたが、『僕をオーバーテイクすることはできない』と言っていた。それもとてもクレバーだった」

 ファイナルラップでのハミルトンとガスリーのバトルは、今回のレースのハイライトのひとつだった。フィニッシュ直前の最終コーナーでは、ハミルトンがガスリーのイン側に並んでいたが、ガスリーはストレートでジリジリとハミルトンの前に出て、2位でチェッカーを受けた。

 トストは「最終ラップはとてもエキサイティングだった」と振り返り、2位獲得を後押ししたホンダを祝福した。

「ホンダにとっても素晴らしいことだし、さくら研究所の人たちにおめでとうと言いたい。このロングストレートでメルセデスを上回ることができて、本当に嬉しい。ファンタスティックだった」

「レースではホンダのパワーが鍵だった。レースでは、我々のダウンフォースレベルとホンダの組み合わせが非常に強力だった。我々は他のクルマよりダウンフォースが少なかった。それが助けになったが、その分タイヤに気をつけなくてはいけなかったが、とてもうまく機能した」

「空力アップデートとホンダの大きな進歩が好パフォーマンスの後押しになっている。ホンダのスペック4パワーユニットとモービル1の新しい燃料によりパフォーマンスが向上したんだ」

 ハミルトンは、アルボンとの接触で審議対象となり、レース後に5秒のタイム加算ペナルティが科され、最終的に7位に降格となった。

 ハミルトンを先に行かせるという考えはなかったのかと訊かれると、トストは「いいや、全くなかった」と答えた。

「可能性があるならば、最後まで戦うんだ」

「2台がとても近かったから、接触がないかを心配していた。しかし彼らは接触しなかったので、2位を獲得できた。彼(ガスリー)をトラックから押し出さなかったハミルトンにも感謝だ」

「彼の方が新しいタイヤだったが、それは重要ではなかった。フロントウイングが(アルボンとの接触で)壊れていた。率直に言って、レースのあの段階でドライバーを邪魔してはいけない。無線で『前に行かせろ』なんて言ってはいけないんだ」

「もしそんなことをしたら、ドライバーは『なんてバカな情報をよこすんだ。僕はレースをするために走っているんだぞ?』と思うだろう。だからレースをさせたんだ。それが良い結果を出す鍵だった」

 ガスリーが2位、ダニール・クビアトが10位となったことで19ポイントを稼いだトロロッソは、コンストラクターズランキング6位を争うレーシングポイントに対して、16ポイント差をつけた。

 今回のブラジルGPのように、上位チームを中心に大波乱が起きない限り、最終戦アブダビでレーシングポイントが逆転するのは難しいと考えられる。しかし、トストは警戒を緩めておらず、ランキング5番手のルノーを逆転することも視野に入れて戦うと話した。

「何が起こるかは分からない。だからまだ警戒はしている。しかし今は我々の方が(レーシングポイントより)前にいる。ルノーとも8ポイント差なので、まだ逆転は可能だということだ」

「クルマを正しくセットアップする必要がある。アブダビはまた別のトラックだ。そこでも競争力があることを願っている」

Additional Reporting by Oleg Karpov

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