トロロッソ・ホンダ、2年目の”飛躍”。STR14をどうアップデートしたのか?
ホンダとの提携2年目を迎えたトロロッソは、2度の表彰台を獲得。シーズンを通じて空力性能の改善に集中し、チーム史上最高タイとなるランキング6位を手にした。
Toro Rosso STR14 front wing
Giorgio Piola
ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
Analysis provided by Giorgio Piola
トロロッソの2018年型マシン『STR13』は、ホンダ製パワーユニットの搭載が急きょ決まったことから、空力面では妥協を強いられていた。その点、ホンダとの提携2年目を迎えた2019年シーズンのマシン『STR14』は、空力性能の改善に集中することができた。
2018年はコンストラクターズランキング9位だったが、2019年はホンダのパワーユニットが進歩したこともあり、セバスチャン・ベッテルがイタリアGPで初優勝した2008年に並ぶ、コンストラクターズランキング6位となった。
パフォーマンスの浮き沈みは激しく、苦しむレースも少なくなかったが、時折強力なパフォーマンスを発揮。ダニール・クビアトがドイツGPで3位、ピエール・ガスリーがブラジルGPで2位を獲得した。
STR14は、姉妹チームであるレッドブルのRB15とは異なり、フロントウイングのフラップ外側の部分が気流を外向きにコントロールする”アウトウォッシュ”型のウイングを採用。当初はシンプルだったバージボードも、繰り返しアップデートが行なわれていった。
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