2020年最も読まれた【F1】の記事はこれだ! トップはまさかの…?
激動の2020年もまもなく終了。モータースポーツの世界も大きく揺れた1年だったが、motorsport.comで最も読まれたF1の記事は何だったのか?
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2020年は世界的に波乱に満ちた1年間だった。新型コロナウイルスのパンデミックという災難に対し、我々ひとりひとりが対処を迫られるという、経験のない状況が続いた。
新型コロナウイルスは当然モータースポーツにも影響を及ぼし、F1は開幕戦オーストラリアGPがセッション開始直前になって中止。どのカテゴリーもスケジュールが大幅に変更された上で、なんとか実施にこぎつけることができた。
motorsport.comでは、2020年1月から12月までを通じて、最も読まれた記事トップ10を集計。今回は“F1”に焦点を当ててご紹介する。
ランキング10位
『メルセデスの秘密兵器が判明? ”謎のモード”でステアリングが前後に動く!』
シーズンを占う冬季テストは新型マシンに大きな注目が集まるが、2020年に最も関心を寄せられたのは、王者メルセデスの“動くステアリング”だろう。
DAS(二重軸ステアリング)と呼ばれるこのシステムはホイールのトー角を制御するモノだった。2020年を圧勝で終えたメルセデスだが、このシステムも王者の座にあぐらをかくことなく開発をしている、ということの証左だっただろう。
ランキング9位
『マゼピン、不適切な動画をSNSに投稿し炎上。ハースは「忌まわしい行動」と声明』
2021年シーズンにハースからF1デビューを果たすことが発表されたニキータ・マゼピン。そのドライビングスタイルから、F2で何かと話題の人ではあったが、F1昇格が発表されてさほど間を開けずに、新たなトラブルを発生させる“スピード”を見せた。
なおハースはこの問題は内部で処理され、マゼピンが2021年にハースから出走することに変わりはないと明言している。
ランキング8位
『今のF1は間違っている……イモラ走行したクビアト、現代サーキットは"完璧すぎ"』
F1の2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響でスケジュールに大幅な変更が発生。結果として初開催のサーキット、また久々のF1開催となるサーキットも多くカレンダーに組み込まれた。
クビアトはイモラ・サーキットでの走行を行なうと、現代のサーキットには無い良さがあると語った。
ランキング7位
『ホンダとアルファタウリに感謝してもしきれない! ガスリー、劇的なF1初勝利に感激』
モンツァ・サーキットで行なわれたF1イタリアGPでは、トップチームが沈む展開のなか、アルファタウリのピエール・ガスリーがキャリア初優勝を挙げた。
2019年はトロロッソからレッドブルに昇格、しかし半年で再度トロロッソに降格人事……ガスリーは波乱のF1キャリアを過ごしてきたが、素晴らしい形で報われた1勝だろう。
ランキング6位
『外国人記者が見る、ホンダF1”活動終了”「ホンダF1は、永遠に終了なのかもしれない」』
2020年10月に、2021年限りでパワーユニット供給を終了させると発表したホンダ。motorsport.comグローバル版の記者は、ホンダF1が永遠に終了するのではないかと考察した。
ランキング5位
『「もはや言い訳はできない」レッドブル重鎮、ホンダの改善に“プレッシャー”感じる』
F1でパワーユニットを供給するホンダ。彼らは2019年からはトップチームの一角であるレッドブルとタッグを組んだ。
2019年は計3勝をマーク。2020年は王座に挑むべくホンダも積極開発で準備を進めていた。そしてレッドブル側も、ホンダの改善によって「シャシー側で言い訳はできない」との認識を示すに至っていた。
ランキング4位
『アロンソ、“GP2エンジン”発言は後悔も……「当時のホンダPUは酷かった」』
ホンダはマクラーレンへのパワーユニット供給という形で2015年にF1復帰したものの、当時のドライバーであったフェルナンド・アロンソは「(下位カテゴリの)GP2エンジンだ!」と酷評。
年月が経った今でも、この発言はやり玉に挙げられることが多いが、アロンソはこの発言を悔いた。
ランキング3位
『ガスリー、ホンダを信頼「トップレベルに返り咲くことを、疑ったことはない」』
2020年、ピエール・ガスリーはアルファタウリからF1に継続参戦。ホンダ製PU搭載マシンでの3年目のシーズンに挑んだ。
2015年のF1復帰から苦しいシーズンを過ごしていたホンダだが、ガスリーはホンダがトップレベルに戻ることを、全く疑っていなかった……そして2020年、彼は表彰台の頂点に立つことになった。
ランキング2位
『F1新車”雑感”解説:レッドブルRB16・ホンダ。各所に垣間見える”アグレッシブ”な進化』
ホンダ製PUを搭載して挑む2年目のシーズンに、レッドブルはアグレッシブな進化を果たしたマシンを投入。限られた情報から、前年からの進化を素早く解説した。
ランキング1位
2020年、F1で最もアクセスされたページは、何とF1の下位カテゴリであるFIA F2のドライバーズランキングだった。
なんといってもその要因は、2021年にアルファタウリからF1デビューを果たすレッドブル&ホンダ育成の角田裕毅だろう。
F2で頭角を現した角田は、アルファタウリからF1マシンのテストを行なうなど、2021年のF1デビューが期待されている状況が続いていた。
ただ彼が2021年のF1参戦を実現させるには、最低でもランキング5位でF2のシーズンを終えてスーパーライセンスの発給条件を満たす必要があった。そのためF2のドライバーズランキングの変動には非常に高い注目が集まっていたのだ。小林可夢偉以来となる7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生への期待が、ランキングを確認しようというファンの行動に現れていたと言えるだろう。
なお集計の都合上選外となっているものの、『Xウイングのギャラリー』や個性的なマシンの揃っていた1992年のF1ギャラリー、F1参戦1000戦を迎えたフェラーリの歴代全マシンなども人気を集めた。
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