アレックス・パロウ、マクラーレンF1のリザーブドライバーに就任。チップ・ガナッシからのインディカー参戦と並行しグランプリ帯同へ
2021年のインディカー王者であるアレックス・パロウは、2023年のマクラーレンF1チームのリザーブドライバーを勤めることが明らかとなった。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
マクラーレンは昨日、F1チームのリザーブドライバーにアレックス・パロウを起用することを発表した。
日本のスーパーフォーミュラで活躍した後2020年に渡米し、参戦2年目の2021年は名門チップ・ガナッシに移籍してチャンピオンに輝いたパロウ。今シーズンはマクラーレンからF1アメリカGPのフリー走行に出走し、バルセロナとレッドブルリンクでは旧型マシンによるテストも実施するなど、F1マシンでの走行チャンスを多く得ていた。
そんなパロウは来季もチップ・ガナッシからインディカーに参戦するが、インディカーの日程と重ならない週末はマクラーレンのF1リザーブドライバーとしてグランプリに帯同することとなった。なお、現時点では12回の日程重複がある予定だ。
「2023年のリザーブドライバーのひとりとしてマクラーレンに加入することができて興奮している」
パロウはそう語る。
「MCL35MとMCL36の両方のステアリングを握り、素晴らしい経験をしてきたので、来年のマシンと関わりを持てることが待ちきれない」
「ドライバーとして成長を続けられることを楽しみにしているし、マクラーレンがこの役割を通して僕を信頼してくれることに感謝している」
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルも次のようにコメントを寄せた。
「チームはアレックスを来季のリザーブドライバーとして迎えることができ、大変喜んでいる。彼はオースティンでのFP1セッションとドライバー育成テストの中で印象的な走りを見せてくれた」
「彼はここまで、特筆すべき実績を数多く残してきた。特に2021年にはインディカー選手権でタイトルを獲得しているので、チームにおいて彼の役割を展開できるのは素晴らしいことであり、チームは彼と共に緊密に働くことを楽しみにしている」
パロウは今季、インディカー参戦3年目のシーズンをチップ・ガナッシで迎え、1勝を記録してランキング5位に。F1行きのチャンスを求めてマクラーレンと契約したが、インディカーシリーズ自体はチップ・ガナッシからの参戦となり、彼らの許可を得た上でF1プログラムに従事する形となる。
なお、マクラーレンは2023年シーズンをランド・ノリスとルーキーのオスカー・ピアストリという布陣で戦う。今季限りでチームを離れたダニエル・リカルドはメルセデスのリザーブドライバー就任という噂もあったが、レッドブルのサードドライバーを務めることが先日発表された。
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