F1 メキシコシティGP

「これ以上何を期待されているか分からない」ローソン、自身の今季成績に満足。来季シート争いも意識せず

リアム・ローソンは、1年前は自身の将来について考えすぎていた節があると明かした。

Federico Faturos

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公開日時: 2026/10/30 11:16

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Liam Lawson, Racing Bulls

写真:: Rudy Carezzevoli / Getty Images

 今季はレーシングブルズで安定したパフォーマンスを見せるリアム・ローソン。来季に向けたシート争いについてはあまり考えていないというが、去年は逆にそのことを考えすぎて悪影響が出ていたようだ。

 今季はメルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンの4強チームが抜きん出た速さを見せている中、中団以下のチームでは最上位となるランキング9番手につけているローソン。チームメイトのルーキー、アービッド・リンドブラッドの倍のポイントを稼いでおり、18戦中入賞13回と安定感もある。

 レーシングブルズのアラン・パルメイン代表は以前、来季に向けては「3人がふたつのシートを争っている」といった旨の発言をしており、ローソン、リンドブラッド、そして育成ドライバーでニコラ・ツォロフの3人が候補になっていると思われる。

 F2ではチャンピオン争いを繰り広げるツォロフは、今週末のメキシコシティGPのFP1でローソンのマシンに乗り込む。これに関連してシート争いに関する質問が飛び、「期待以上の好成績を残したことで、チームに難しい選択を迫っていると思うか?」と尋ねられたローソンは、次のように答えた。

「今年は僕たちにとって非常に良いシーズンになっていると感じている。特に後半戦は、本当に好調だ。F1で安定した成績を残すのは本当に難しく、簡単なことで一気に崩れてしまう」

「それに、これだけ多くの変数があるので、常に影響を受けるものでもある。ただ、僕たちは今年、特に後半戦において、本当に多くのことを最大限に引き出せていると思う」

「だから、これ以上何を期待されているのか分からない。でも、僕自身はシート争いのことをそれほど考えているわけではない。1年前はそのことをかなり考えていたし、常に頭の中にあった。でも、それでは良い結果につながらないし、考えすぎてドライビングに悪影響が出るだけだ」

「だから今年は、ほとんどそのことを考えずに過ごせていると思う。そして結果も良いので、その状態を維持しようとしている。とにかくシーズン中にできるだけ多くのポイントを獲得したい」

 これらのコメントは、「自分にできることはすべてやり切った」という自信のあらわれなのか」という質問に対しても、ローソンは同意した。

「ドライバーとして最も大切なのは、まさにそこだと思う」

「週末を終えたとき、たとえポイントを獲得できなかったとしても、自分にできることはすべてやったと感じながら帰れることが重要なんだ。それができていれば、満足感を得られる」

「今年については、自分でもそう感じている。もちろん、常に改善できる部分はあるし、シーズン全体を振り返れば修正すべきことはたくさんあるはずだ。でも、総合的には非常に良いシーズンを送れたと思っている」

「仮に来年(F1で)レースをしていなかったとしても、自分にできることはそれほどなかったと感じると思う」

 2025年の開幕時にはレッドブルへの昇格を果たすも、パフォーマンス不振によってわずか2戦でレーシングブルズに更迭されることになったローソン。ただ、彼の代役としてレッドブル入りを果たした角田裕毅も同じく結果を出せず、同年限りでシートを失ったのに対し、ローソンはレーシングブルズのドライバーとして残り続けており、今季途中にアイザック・ハジャーが負傷欠場した際には再びレッドブルのマシンのステアリングを握った。

 そんなローソンが来季以降もレーシングブルズに残り続けるならば、それはすなわち、ローソンが未だトップチームのドライバー候補とみなされているということなのだろうか? この観点を踏まえ、「今シーズンを通して再びレッドブルに戻れる可能性があることを証明できたと思うか」との質問が飛んだ。

「確かにレッドブルを降ろされてからの1年くらいは、レッドブルで走るには実力が足りないドライバーなのではないか、という話がかなり出ていたと思う」とローソンは言う。

「あまり話したことはなかったけど、2025年シーズンの開幕直前にヘレスで半日テストをした。バーレーンテストでも十分な走行ができていなかった」

「メルボルン(開幕戦オーストラリアGP)ではエンジントラブルによってFP3を走れなかった。そして中国はスプリント形式の週末で、それで終わり。だから今年レッドブルに戻るにあたっては、その時よりはるかに多くの経験を積んでいたと思う」

「今回の経験から得られたことがひとつあるとすれば、少なくとも自分はあのマシンを、あるいはどんなマシンでも、ちゃんと走らせられるということを周囲に示せたことだと思う」

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