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“特殊”なモナコに挑むホンダF1。専用の準備を実施と折原エンジニア「ドライバビリティを高めることがタイム向上につながる」

ホンダF1の折原伸太郎氏は、F1モナコGPに向けては特殊なコース特性であるが故に専用の準備が求められるとして、エネルギーマネジメント最適化や冷却対策に取り組んできたと話す。

Fernando Alonso, Aston Martin Racing

写真:: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images

 6月7日に決勝レースが行なわれる、F1第6戦モナコGP。ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏が、レースウィーク開始を前にコメントを寄せた。

 今季からアストンマーティンにパワーユニット(PU)を供給するホンダは、開幕から振動問題などに悩まされ苦しい船出となったものの、着実に改善を進めており、1ヵ月のインターバルを経て行なわれた第4戦マイアミGPでは振動の問題を解決。続くカナダGPではフェルナンド・アロンソがスプリント予選のSQ1を突破するなど、パフォーマンス面でも少しずつ明るい兆しが見え始めている。

 今週末開催されるモナコGPは、世界三大レースにも位置付けられる伝統の1戦だが、現代ではカレンダーの中でもかなり特殊な1戦である。舞台となるモンテカルロ市街地は非常に狭く、低速区間が多いため、オーバーテイクは至難の業。しかも今回は安全上の理由により、今季から導入されているアクティブエアロのストレートモードが使えず、各車はオーバーテイクモードのブーストのみでライバルを攻略せねばならない。

 そんなモナコでのレースに向けてホンダは、エネルギーマネジメントの最適化や冷却仕様の追求に取り組んできたという。折原エンジニアはこう語る。

「モンテカルロ市街地サーキットは非常に特殊であり、その特性にPUを適応させるためには、専用の準備が求められます。エネルギーマネジメント最適化に向け、AMR テクノロジー・キャンパスで、ドライバー・イン・ザ・ループ・シミュレータ(DiL)を使ったセッションを実施しました」

「また、低速区間が多いモナコでは冷却面も課題になります。クリーンエア時だけでなく、このサーキット特有のトラフィック下でも安定したPU性能を確保できるよう、アストンマーティン・アラムコ・F1チームと連携して最適な冷却仕様を追求しています」

「今週末は合計3時間のフリー走行が予定されており、エネルギーマネジメントの最適化と、走行プログラムを効率よくこなすことが極めて重要です。また、エネルギーマネジメントはドライバビリティに大きく影響するため、ドライバーからのフィードバックを得ることも最優先事項となります。低速コーナーが連続するモナコにおいて、ドライバーに最大限の自信を持って走ってもらえるようドライバビリティを高めることが、ラップタイム向上につながると考えています」

 
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