4位陥落のフェルスタッペン、「F1をダメにしている」と罰則を非難
レース後にペナルティを受けたフェルスタッペンは、スチュワードは”愚かな決断”をしたと非難した。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スチュワードは”愚かな決断”を下してF1をダメにしていると非難した。
16番手からレースをスタートしたフェルスタッペンは、序盤から快走を見せ、最終ラップでキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜いて3位でレースを終えた。
しかしFIAのスチュワードは、フェルスタッペンがライコネンをオーバーテイクする際に、ターン17のイン側でトラックリミットを超え、4輪脱輪をして不正にアドバンテージを得たと判断を下した。
スチュワードはフェルスタッペンに5秒ペナルティを科し、その結果フェルスタッペンは4位に陥落した。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、このペナルティは”信じられないほど残酷だ”と酷評している。フェルスタッペンもレース後には、こういった判断を下すことでスチュワードはF1を傷つけているとインタビューで語っていた。
「僕たちは本当に素晴らしいレースをした。こうした馬鹿げた判断のせいで、このスポーツを”殺して”いるようだ」
「結局のところ、いたる箇所でみんなワイドに走っていたけど、トラックリミットはなかった。ターン9でワイドになっても、ターン19でトラックを外れても、誰も何も言わないだろう」
「(バルテリ)ボッタスだって同じだ。彼に仕掛けたとき、彼はトラックの外側を走り続けた。彼がトラック上に戻ってきて、僕は彼をパスしないといけなかった。絶対に彼はアドバンテージを得ていたけど、これに対しては何もなかった。もし彼がトラック上を走り続けていたら、僕の後ろを走っていただろう」
「F1にとって良くないことだ。何が許されていないのか、本当に彼らはルールを明確にすべきだ」
またフェルスタッペンは、スチュワードの判定に異議を唱えることができない”極めて不思議”な状況にスラストレーションを感じており、来年からは抗議のために観客が帰ってしまうことを望んでいると話した。
「彼らが、僕はこれに対して何もできないと決めたんだ。もちろん不思議なことだよ」
「僕らに何ができるの? 僕たちはルールを補うことはできない」
「誰かが縁石の5cmか10cm内側を走っても、いたる所でワイドに走っても、何も言われない。そう言うものを愛している。でも大抵のレースは今回のように台無しにされている」
「観客もそういったレースを望んでいるのに、世界に放送されるテレビの前で彼らはこういうことをする。誰かを表彰台からつまみ出して、あっちへ行けと言うんだ!」
「これは観客にとっても良くないことだ。来年は、F1がこういった理にかなわない行為をしたら、観客が来なくなることを願うよ」
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