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アルピーヌF1、エンジンの開発・製造・組み立てを一部メカクロームに委託へ

アルピーヌF1チームは、V6エンジン主要部品の開発や製造、組み立てを委託する契約をメカクローム社と結んだことを発表した。

Jacques Villeneuve, Williams FW20 Mecachrome

Jacques Villeneuve, Williams FW20 Mecachrome

Steve Etherington / Motorsport Images

 アルピーヌ・レーシングとフランスのメカクローム社は、アルピーヌF1チームが使用するV6エンジンの主要部品の製造と組み立てに関する4年契約を結んだことが発表された。

 この契約には、アルピーヌが使用するパワーユニットの中の、V6ターボエンジンの一部パーツが対象になっている。メカクロームは、シリンダーヘッドやシリンダークランクケース、タイミングギヤ、シリンダーヘッドハウジングの開発や製造、エンジンの組立サービスなどを提供するという。

 この長期契約により、アルピーヌ・レーシングと20年以上に渡って協力関係を続けているメカクロームは、モータースポーツにおけるアクティブな役割を維持し、アルピーヌ・レーシングは長年のパートナーとしての信頼を継続することが可能になるとされている。

 メカクロームCEOであるクリスチャン・コルニールは、次のように述べている。

「アルピーヌ・レーシングが示した新たな自信を、我々は非常に誇りに思っている。この開発をサポートするための新たな投資により、メカクロームのチームはこのプロジェクトに深く関与し、プロジェクトを成功させようと貢献している」

 アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシは、メカクロームとの協力関係が強みになると話した。

「メカクロームのような歴史的なパートナーとの協力は、F1の最高レベルへの復帰を目指す我々のプロジェクトにとって財産となる。競争の中で変化し続けるF1というスポーツにおいて、継続性は強みになる。我々には多くの成功体験がある」

 メカクロームは以前からルノーエンジンのカスタマー供給を請け負うなど密接な関係にある他、ウイリアムズやベネトン、B・A・RなどのF1チームにエンジンを供給していたこともある。

 また、FIA F2やFIA F3などF1直下のカテゴリーでは現在エンジンを独占供給している。

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