ボッタス「バクーでの挫折感は僕を強くしてくれる要因になる」
ボッタスは、前戦アゼルバイジャンGPでシーズン初勝利を逃した挫折感は自分をより強くする要因となったと語った。







メルセデスのバルテリ・ボッタスは、前戦アゼルバイジャンGPでシーズン初勝利を逃した挫折感は自分をより強くする要因となったと語った。
アゼルバイジャンGPの残り3周の時点でレースをリードしていたボッタスは、デブリのせいでパンクを喫した。これにより彼は勝利とチャンピオンシップをリードするチャンスを失うことになった。
このような出来事があったのにもかかわらず、ボッタスは失望することなく、自分をより強くすることができると考えている。
土曜日の夜、イタリアでロレンツォ・バンディーニ賞を受賞したボッタスは、ステージ上で次のように語った。
「もちろん残念だ。しかし、人生や特にモータースポーツでは失望するようなことが起きる」
「正しい方法で失望感と向き合えば、常にそれは自分を強くする最高のチャンスになる。だから僕は次の週末、そしてシーズン残りのレースでさらに強くなれるように計画を立てている」
現時点のチャンピオンシップにおいて、メルセデスはフェラーリに追いつき始めているが、ボッタスはパフォーマンスを向上させるのに小さな物事が大きな違いを生むと語った。
「これはF1だ」
「レギュレーションがほぼ変わらなければ、戦いはかなり緊密になるだろう。今、接近戦になるであろうとみられる3つのビックチームがある」
「僕たちがやらなければいけないのは、細部を見て、少しずつ、コンマ1秒ずつ学ぶことだ。すべての分野、特に自分たちの弱点から定期的に学ぶことができれば、僕たちを大きく成長させてくれるだろう」
ボッタスはまた、メルセデスの進歩を促すのは、答えを見つけるために個人的に希望を持ち続けることではなく、チームと共に進歩することであると考えている。
「トップに立つために必要なことを言うとするならば、それはチームワークだ」
「これまでやってきたように、チームとして働き続けることだ。なぜならひとりでそれをするよりも、たくさんのことができるからだ」
ボッタスはロレンツォ・バンディーニ賞を受け取るために、イタリアのファエンツァからブリジッゲラまでメルセデスW07をドライブした。そのイベントには数千人ものファンが集まっていた。
ミハエル・シューマッハーをはじめとして、セバスチャン・ベッテルやルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンなどのこれまでの受賞者に続いたボッタスは、その賞を受け取ったことに対して、まだ実感がわかないと語った。
「ゴーカート時代にそのようなドライバーたちがこのトロフィーを受け取っているのを見た時は、まさか自分がこの賞を受け取ることになると想像することはできなかった」
「この受賞には多くのの意味がある」
「僕は先週末トロフィーを受け取ることができなかったが、今は別のトロフィーを受け取ることができた。大きな名誉だ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |