
カナダGPを11位で終えたガスリーは、ポイントこそ得られなかったものの、レースには満足していると語った。









カナダGPを19番グリッドからスタートし、11位でフィニッシュしたピエール・ガスリー(トロロッソ)。ポイントこそ獲得できなかったものの、ホンダの新しいパワーユニット(PU)に好印象を抱いたようだ。
ホンダは、カナダGPにICE(内燃機関)を中心としたアップグレードを持ち込んだ。ガスリーはMGU-K以外の5エレメントを交換したが、FP3でトラブルが発生。分析のための時間がなく、ガスリーは旧型PUで予選を戦ったが、Q1で敗退し16番手となっていた。
分析の結果、新スペックのPUで決勝を戦うことができるとチームとホンダは判断。ICEのみ4基目を投入したため、ガスリーはグリッド降格ペナルティを受け、19番手から決勝に臨んだ。
ケビン・マグヌッセン(ハース)やセルジオ・ペレス(フォースインディア)をオーバーテイクし、ポジションを上げていったガスリーは、10位となったシャルル・ルクレール(ザウバー)を抜きあぐね、最終的に11位でフィニッシュ。ポイントこそ獲得できなかったものの、彼はレースに満足しているようだ。
「全体的に、本当に良いレースだったと思う。最後列からスタートして、たくさんポジションを上げることができた。ポイントにかなり近づいたけど、ポイントを獲得するのはいつも難しいことなんだ!」
そうガスリーはチームのプレスリリースにコメントした。
「何度かシャルルに接近したけど、フロントタイヤにダメージを負ってしまって、最終的にパスするのが難しくなってしまった」
カナダGPの舞台であるジル・ビルヌーブ・サーキットは典型的なストップ&ゴータイプのサーキットであり、PUのパワーがラップタイムに寄与する割合が高い。ガスリーは、そんなサーキットでオーバーテイクできたことから、ホンダのアップグレードに手応えを感じたようだ。
「新しいパワーユニットは上手く機能しているように思う……ストレートで何台か抜くことができたんだ。だから、今後のレースに期待している。ホンダはカナダにアップグレードを持ち込むために一生懸命頑張ってくれた。彼らは素晴らしい仕事をしたよ!」
「すべてをまとめて、一貫性を見出す必要がある。次のレースは僕のホームグランプリだ。母国でレースをすることに、とても興奮している」
次戦フランスGPは2週間後の6月22日(金)〜24日(日)に開催。フランスGPとしては2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1は1990年以来となる。
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | カナダGP |
ロケーション | サーキット・ジル・ビルヌーブ |
ドライバー | ピエール ガスリー |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |