カナダGP決勝:ベッテルが完璧なレースで通算50勝。ガスリーは11位

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カナダGP決勝:ベッテルが完璧なレースで通算50勝。ガスリーは11位
2018/06/11 7:35

F1第7戦カナダGPの決勝レースが行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今季3勝目を挙げた。

 F1第7戦カナダGP決勝は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1度もトップを譲らない完璧なレース展開で優勝を飾った。

 ジル・ビルヌーブ・サーキットは気温20度、路面温度は41度というコンディション。アップグレードされたパワーユニットに載せ替えて決勝に臨むピエール・ガスリー(トロロッソ)を含め、全車がグリッドからフォーメーションラップに向かった。

 メルセデス、フェラーリはウルトラソフトタイヤ、レッドブルはハイパーソフトでのスタート。後方ではトロロッソ勢がハイパーソフトタイヤを装着した。

 スタートでは、ポールポジションのベッテルがトップを維持。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がバルテリ・ボッタス(メルセデス)に1コーナーで並びかけるが、オーバーテイクはできなかった。一方ダニエル・リカルド(レッドブル)は、キミ・ライコネン(フェラーリ)を攻略し5番手に浮上した。

 すると、後方で大クラッシュが発生。ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)が、5コーナー出口でバランスを崩したランス・ストロール(ウイリアムズ)とウォールに挟まれるような形となり、両者が激しく接触。2台が早々にリタイアすることになってしまった。

 これによりセーフティカーが出動。その間にマーカス・エリクソン(ザウバー)、ストフェル・バンドーン
(マクラーレン)がピットに入り、スーパーソフトタイヤに履き替えた。

 5周目からレースが再開。上位陣には変動がなかったが、1コーナーではセルジオ・ペレス(フォースインディア)とカルロス・サインツJr.(ルノー)が接触、ペレスがスピンしポジションを落とす場面があった。

 トップのベッテルはファステストを連発しボッタスとの差を少しずつ広げていく。後方では10番手のシャルル・ルクレール(ザウバー)にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が襲いかかるが、ルクレールも巧みにブロック。その背後には、ケビン・マグヌッセン(ハース)を攻略したガスリーが迫った。

 11周を終えフォースインディア勢がピットへ。ペレス、エステバン・オコンが立て続けにスーパーソフトタイヤにスイッチした。オコンと7番手を争っていたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がこれに反応する形でピットストップ。翌周にはサインツJr.もピットに入った。オコンはタイヤ交換でタイムロスがあり、ルノー勢に先行を許してしまった。

 上位陣では、フェルスタッペンとハミルトンが16周を終えピットへ。これを見たリカルドは一気にペースを上げ、ピットイン。ハミルトンをオーバーカットすることに成功した。

 アロンソは18周を終えピットイン。翌周にルクレールがピットへ入るが、こちらはアロンソがアンダーカットに成功した。この間、ハイパーソフトのガスリーは自己ベストを連発。23周終わりまでピットストップを遅らせたが、アロンソとルクレールの前に出ることはできなかった。

 トップのベッテル、2番手ボッタスは30周を過ぎてもピットインせず。両者の差は一時4秒以上に広がったがボッタスも食い下がり、3.5秒差をキープした。トップ2からは離されながらも走行を続けていたライコネンは32周終わりでピットに入ったが、僅差でハミルトンの前には出られなかった。

 ボッタスはタイヤが厳しくなってきたか、ベッテルとのギャップが6秒以上に広がってしまった。これでボッタスはピットストップを決断。36周を終えてスーパーソフトタイヤに履き替えた。これを見てベッテルもピットへ。悠々とトップでコースに復帰した。

 42周目、11番手を走行していたアロンソが突如スローダウン。今回が300戦目のレースだったが、ガレージにマシンを入れ、2戦連続でマシントラブルによるリタイアとなった。

 スタートからウルトラソフトタイヤで走り続けていたロマン・グロージャン(ハース)は、49周を終えてピットイン。ピットイン寸前にオコンに交わされ、ブレーキングで危うく接触をしかけたものの、事なきを得た。これでルクレールがポイント圏内の10番手。ガスリーはその4秒後方の11番手だ。

 2番手のボッタスはペースを上げ、徐々にベッテルに迫っていったものの、56周目の1コーナーでオーバーラン。ベッテルはこのタイミングでファステストを叩き出し、その差は7秒以上に広がってしまった。

 残り10周を切ると5番手のハミルトンがペースアップし、リカルドのDRS圏内まで迫った。3番手のフェルスタッペンもボッタスに接近したものの、どちらもオーバーテイクはできなかった。

 1周早くチェッカーフラッグが振られるアクシデントもあったが、ベッテルはそれに惑わされず冷静に70周を走破。ファステストラップこそリカルドに譲ったものの、1周もトップを明け渡さない完璧な勝利を飾った。

 今季3勝目、通算50勝を挙げたベッテルは、ハミルトンを1ポイント上回ってポイントリーダーとなっている。

 結局2位はボッタス、3位はフェルスタッペンのまま。4位リカルド、5位ハミルトンも変わらずだった。

 6位ライコネンはハミルトンから6秒ほど遅れてフィニッシュ。7位以下はヒュルケンベルグ、サインツJr.、オコン、ルクレールまでがポイント獲得となった。

 ガスリーは終盤グロージャンに迫られたものの、最後まで抑えきり11位。最後列グリッドから、ポイント圏内には惜しくも届かなかった。

【リザルト】 F1第7戦カナダGP:決勝結果

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この記事について

シリーズ F1
イベント カナダGP
ロケーション サーキット・ジル・ビルヌーブ
記事タイプ 速報ニュース