ティクトゥム、F1テスト参加できずも「F3戴冠が最優先」とレッドブル

シェア
コメント
ティクトゥム、F1テスト参加できずも「F3戴冠が最優先」とレッドブル
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
協力: Ben Anderson
翻訳:: 青山 悦子
2018/07/19 3:50

レッドブルは、スーパーライセンスポイントの不足を理由にティクトゥムがヤングドライバーテストに参加できないことを”おかしな”状況だと考えている。

Dan Ticktum, Motopark Dallara F317 - Volkswagen
Dan Ticktum, Motopark Dallara F317 - Volkswagen
Dan Ticktum, Motopark Dallara F317 - Volkswagen
Dan Ticktum, Motopark Dallara F317 - Volkswagen
Dan Ticktum, Mugen
Dan Ticktum, Motopark Dallara F317 - Volkswagen
Jake Dennis, Red Bull Racing RB14

 レッドブルの育成ドライバーであるダニエル・ティクトゥムは、スーパーライセンスポイントの不足により、F1の公式テストに参加するためのライセンスを獲得できず、ハンガリーGP後に行われる若手ドライバーテストに参加できない。しかしこれついてレッドブルは、”おかしな”状況であると考えている。

 今年F3ヨーロッパ選手権に出場しているティクトゥムは、来シーズンよりトロロッソへステップアップするのではないかと報じられてきた。

 しかしティクトゥムは、大きな問題に直面している。彼は、2015年にMSAフォーミュラでのレース中のインシデントにより、2年間のモータースポーツ活動禁止(2年目は執行猶予付き)を言い渡された。2016年にレースへ復帰したティクトゥムは、現在スーパーライセンスポイントを2ポイント獲得している。なお、この2ポイントは今シーズン末に失効となってしまう。

 F1の公式テストに参加するためには、国際A級ライセンスが必要になるが、これを取得するためにはスーパーライセンスポイントが14ポイント必要になる。現時点でティクトゥムはこれを満たしていないため、レッドブルはハンガリーGP後に行われるテストで彼を起用することができない。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、次のように話した。

「マカオGPで優勝し、今年はF3ヨーロッパでも優勝を飾っているドライバーが若手ドライバーテストに参加できないなんて、少しおかしなことだ。これについて考える必要がある」

「本来できることをできなかったドライバーが現れたのだから、FIAはこの件を検討しているだろう」

 もし今年彼がF3ヨーロッパのタイトルを獲得した場合はスーパーライセンスポイントを30ポイント得ることになるが、スーパーライセンスを取得するにはあと10ポイント必要だ。しかし30ポイントあれば、国際A級ライセンスに加えて、F1のフリー走行に出走するための限定スーパーライセンスを取得することができる。

 ホーナーは、ティクトゥムはハンガロリンクで行われるテストに参加することはできないが、彼はF3に専念することが最優先であり、スーパーライセンスポイントに関する今の状況が解決されることを願っていると述べた。

「F3のチャンピオンシップを獲ることが、ダン(ティクトゥムの愛称)にとっての最優先事項だ。今年彼にはそれを達成するための素晴らしいチャンスがある」

「彼は非常に速いドライバーだが、上位チームには所属していない。彼はうまく立ち直り、F4やレース活動の禁止から人生の教訓を学んだのだと私は考えている」

 ティクトゥムががテストに参加できないため、レッドブルはジェイク・デニスを起用するという。デニスは、5月のスペインGP後にバルセロナで行われたテストにもレッドブルから参加した経験を持っている。

「ハンガリーでは再びジェイク・デニスがマシンをドライブすることになるだろう。彼はこれまでもシミュレーター作業で良い仕事をしてきている」とホーナーは明かした。

「彼がそこで若手ドライバーの役割を担うことになる」

次の F1 ニュース
ウイリアムズを復活させるのは、キャリア最大の挑戦:パディ・ロウ

前の記事

ウイリアムズを復活させるのは、キャリア最大の挑戦:パディ・ロウ

次の記事

ルノー、フェラーリPUの進歩に”感銘”を受ける「差が縮まっていない」

ルノー、フェラーリPUの進歩に”感銘”を受ける「差が縮まっていない」
Load comments

この記事について

シリーズ F1
ドライバー Dan Ticktum
チーム レッドブル 発売中
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース