イタリアGP予選:大雨で2時間半の中断。ハミルトン史上最多PP記録

第13戦イタリアGP予選は天候の悪化で2時間30分以上中断したが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得した。

 F1第13戦イタリアGP予選は天候の悪化で2時間30分以上中断したが、集中力を持続させたルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。自身69回目のポールポジションとなり、これまでミハエル・シューマッハーが持っていた記録を更新し、単独トップに立った。

 舞台となるモンツァは気温14度、路面温度17度。フリー走行3回目から雨が降り続いていたものの、予選は定刻通りスタートが切られた。

Q1:グロージャンクラッシュで赤旗。雨により長時間の中断

 雨が次第に強くなり、コンディションが悪くなっていくという予想の中、予選スタート。最初にアタックに入ったメルセデスのバルテリ・ボッタスは1コーナーで止まりきれず、オーバーラン。ドライバーたちは無線で口々に危険を訴えた。そんな中、ハースのロマン・グロージャンが、ホームストレート上でハイドロプレーニング現象を起こしクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。

 マシンは素早く撤去されたが、セーフティカーがコース状況の確認を行い、セッション再開が遅れることがアナウンスされた。最終コーナーからメインストレートは再舗装された影響もあり水が浮き、特に滑りやすい状態となっているようだ。

 結局、周期的に雨が強まりセッション中断は2時間30分以上に及んだ。

 現地時間16時40分、Q1残り時間13分31秒から、ようやく予選が再開されることとなった。

 セッション開始の数分前からマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を先頭に、ピットレーン出口で待機するマシンも多くあった。

 まずそのフェルスタッペンは1分38秒557というタイムをマーク。それをセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ボッタスが上回った。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は1分36秒981と頭ひとつ抜けたタイムをマークした。

 各車が走行を重ね、徐々にタイムが上がっていった。残り時間6分を切り、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がいち早くピットに戻り、インターミディエイトタイヤにスイッチ。ベッテル、ダニエル・リカルド(レッドブル)など、続々とアロンソに続いた。

 ほとんどのマシンがインターミディエイトタイヤに変更したが、グリップ不足に苦しむドライバーも多く、大きな順位変動はなかった。

 Q1脱落となったのは、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ジョリオン・パーマー(ルノー)、マーカス・エリクソン、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、グロージャン。

 コンディションはフルウェットタイヤの方が良いチームと、インターミディエイトの方が良いチームと別れるような状態。Q2に向けて、チームにとってはタイヤ選択が非常に悩ましい状況となった。

Q2:バンドーン、9番手で予選Q3進出

 フェルスタッペンはフルウェットタイヤでピットレーン出口で待機。フォースインディア、トロロッソ勢もフルウェットタイヤでコースインした。

 まずはフェルスタッペンが1分37秒344をマーク。インターミディエイトのハミルトンはこれに及ばなかった。ただ、ベッテルはインターミディエイトで1分37秒198をマークし、トップに浮上した。

 コンディションが良くなっていっているのか、徐々にインターミディエイト勢のタイムが良くなっていく。リカルドがインターミディエイトに交換したが、フェルスタッペンはフルウェットタイヤをリフレッシュしてコースインした。

 アロンソは各車が2セット目のタイヤを投入するタイミングで最初のアタックへ。しかしQ3進出圏内には入れず、13番手となった。

 ストフェル・バンドーン(マクラーレン)は最後の最後でタイムを更新し、9番手でQ3進出を決めた。

 結局、トップは1分34秒660までタイムを縮めたハミルトン。以下ボッタス、フェルスタッペン、ベッテルという序列だった。

 Q2敗退はセルジオ・ペレス(フォースインディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、アロンソ、ダニール・クビアト、カルロス・サインツJr.(共にトロロッソ)だった。

Q3:ハミルトン、最多ポールポジション記録を更新

 再び雨が強まり、ほとんどのマシンがフルウェットタイヤを選択。メルセデス勢とベッテルはインターミディエイトタイヤを選択しコースインしたが、すぐさまピットに戻りフルウェットに履き替えた。

 フルウェットタイヤで走り続ける各車。レッドブル勢、メルセデス勢に加え、エステバン・オコン(フォースインディア)が好タイムを残していく中で、フェラーリの2台はタイムが上がっていかない。

 ハミルトンは、残り3分を切りピットインし、フルウェットタイヤをリフレッシュするというギャンブルに出た。

 ラストアタックでオコンがレッドブル勢の後ろ、4番手につけた。しかしランス・ストロール(ウイリアムズ)がオコンを上回り、4番手を奪取した。

 ハミルトンは最後のアタックに間に合い、1分35秒554という驚異的なタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得した。これで、ハミルトンは通算69回目のポールポジション。ミハエル・シューマッハーを抜き、歴代最多記録となった。

 2番手フェルスタッペンと3番手リカルドにはグリッドペナルティがあるため、ストロールがフロントロウからスタートすることになった。

 5番手オコンの後ろ、6番手はボッタス。フェラーリ勢は予選7番手にライコネン、8番手にベッテルだった。レッドブル勢がグリッド降格となっているだけに、フェラーリ勢とメルセデス勢との直接対決かと思われたが、ホームでまさかの失速。決勝は3列目からのスタートとなる。

 フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)が9番手、バンドーンは10番手だった。

 →【リザルト】第13戦イタリアGP:予選

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シリーズ F1
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