イタリア決勝:メルセデス完勝1-2。ハミルトン連勝でランク首位浮上

第13戦イタリアGPの決勝は、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季初の連勝を挙げ、ポイントランキング首位となった。

 F1第13戦イタリアGPの決勝は、メルセデス勢がレースを支配。ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンを達成し、ポイントランキング首位となった。

 前日の荒天が嘘のようにすっきりと晴れたモンツァ。気温は25度、路面温度は36度というコンディションでフォーメーションラップがスタートした。

 13番手のマックス・フェルスタッペン、16番グリッドのダニエル・リカルドのレッドブルコンビのほか、17番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、19番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がソフトタイヤを選択。その他のドライバーはスーパーソフトタイヤでスタートした。

 ポールポジションのハミルトンが、蹴り出しの良かった2番グリッドのランス・ストロール(ウイリアムズ)をけん制しながら、ホールショットを獲得。失速したストロールを交わし、エステバン・オコン(フォースインディア)が2番手に浮上した。

 フェラーリのキミ・ライコネンがバルテリ・ボッタス(メルセデス)を交わすが、最終コーナーパラボリカで抜き返されライコネン5番手、セバスチャン・ベッテルは6番手となった。

 フェルスタッペンは2周目終わりまでに7番手まで浮上するが、1コーナーでフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)と接触したことで右フロントタイヤをパンク。後退を余儀なくされた。

 3周を終え、ハミルトンは3秒以上のリードを形成した。ボッタスもストロール、オコンを交わし2番手に浮上。メルセデスは早くも盤石の態勢を整えた。一方のフェラーリは、ベッテルが5周目にストロールを交わしたが、すんなりとはオコンを交わしていけず、その間にメルセデス勢が逃げていった。

 8周目の1コーナーでようやく3番手に浮上したベッテル。2番手ボッタスとは約6秒、ハミルトンまでは約9秒の差だ。前が開けたベッテルは自己ベストを更新するが、メルセデス勢はさらに0.5秒以上速いペース。ベッテルにとっては苦しい展開だ。

 タイヤの性能劣化が少ないこともあって、ピットタイミングにもドライバー間で違いがあり、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が9周終わり、ケビン・マグヌッセン(ハース)が11周終わりにピットインし、ソフトタイヤに変更した。

 マクラーレン・ホンダはストフェル・バンドーンが11番手、フェルナンド・アロンソが13番手を走行。しかし、アロンソはシフトアップに問題を抱えているようだ。

 1周目の混乱でマシンにダメージがあり、なかなかストロールを交わせないライコネンは、15周終わりでピットイン。それに反応する形で、その翌周にオコンがピットに入った。

 ライコネンは、オコンはアンダーカットできなかったものの、17周終わりにピットインしたストロールの前に出ることには成功した。

 一方トップのハミルトンは、快調そのもの。ラップタイムが1分26秒台のベッテルに対し、1分24秒台のタイムを叩き出し、その差は20秒以上に広がった。

 ライコネンは、26周目の1コーナーでようやくオコンをオーバーテイク。トップ3に加え、リカルドとセルジオ・ペレス(フォースインディア)がステイアウトしており、ライコネンとリカルドのタイム差は、27周目の時点で21秒ほどだ。

 ベッテルは31周終了時点でピットイン。それを見てハミルトン、ボッタスもピット作業を行い、悠々と1-2を確保した。

 10番手を走行していたバンドーンは、34周目にスロー走行。無線で『ノーパワー』と訴えるとガレージにマシンを入れ、リタイアとなった。

 37周目、第1スティントをソフトタイヤで引っ張っていたリカルドがようやくピットイン。スーパーソフトタイヤに換え、オコンの前5番手コースに復帰した。これで全車がピット義務を終え、トップはハミルトンの独走。約5秒差でボッタスが続いた。ベッテルはハミルトンから28秒ほど遅れている。

 元気がいいのはリカルドで、新しいスーパーソフトタイヤで4番手ライコネンとの差を詰めていった。41周目、リカルドは1コーナーでライコネンのインに飛び込み、楽々オーバーテイク。リカルドには、続けてベッテルを狙うように無線で指示が飛んだ。

 残り11周で、ベッテルとリカルドのタイム差は約10秒。追い上げを続けるリカルドは着々とその差を詰めていき、残り3周でその差は4秒ほどだ。

 しかし追いつかないと見たか、リカルドは猛追の手をラスト2周で緩め、4位でフィニッシュ。ベッテルはフェラーリの聖地、モンツァでなんとか表彰台の一角を確保した。

 ハミルトンは、ポール・トゥ・ウィンで今季6勝目。ボッタスは4.471秒差の2位で、メルセデスが1-2フィニッシュを飾った。これで、ベッテルはポイントリーダーの座から陥落。ハミルトンが3ポイント差でポイントランキング首位に立った。

 5位はライコネン。序盤からマシンバランスに苦しむレースとなった。6位オコン、7位ストロールはレースを通じてバトルを展開したが、ストロールの逆転はならず。ファイナルラップには、後方からチームメイトのマッサがストロールにオーバーテイクを仕掛けるが、なんとかストロールが防ぎきった。

 9位ペレスの後ろには、レース序盤にパンクに見舞われたフェルスタッペンが入り、なんとかポイントを獲得している。

 マクラーレンのアロンソは、ラスト2周でマシンを止めリタイア。2台とも完走ならずだった。

【リザルト】第13戦イタリアGP:決勝

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 イタリアGP
サーキット モンツァ
記事タイプ 速報ニュース