【F1】ザウバー新代表「フェラーリとの契約の方が良い選択だと感じた」
ザウバーのバスール新代表がFIAの金曜会見に登場。ホンダとの関係を白紙に戻し、フェラーリとの契約に踏み切った理由を語った。

ザウバーは木曜日にホンダとの2018年パワーユニット供給契約を白紙に戻し、その翌日にはすぐさまフェラーリとの契約締結を発表した。
同チームの新代表に就任したフレデリック・バスールは、FIAの金曜公式会見に登場。メディアの質問に答えた。
「ザウバーとホンダは、数週間前に”基本合意”に署名した。しかし我々の世界では、物事は非常に早く進む。我々にとっては、状況が少し不透明だったんだ」
そうバスールは語った。
「マクラーレンとホンダのコラボレーションがどうなるか分からないし、我々の側からすればエンジンサプライヤーがギヤボックスについての解決策も見つけなければならないと思っていた。しかし、我々はマクラーレンとの契約を交わしていたため、状況はもう少し複雑だったんだ」
またバスールは、ホンダとの契約撤回翌日に発表したフェラーリとの契約は、長期的な計画に基づいていると語った。
「もう一方でフェラーリとのコラボレーションは長期的な関係に基づいている。話し合いの結果、最新仕様のエンジンを入手できるチャンスがあったんだ。私はその方が良い選択だと感じ、ホンダとのコラボレーションを中止するために双方で合意できるよう目指したんだ」
「フェラーリから供給されるのは、今の最新パワーユニットではない。次の最新パワーユニットだ」
「短期的には、何かを達成するのは難しいだろう。それは確かに、長期的なプロジェクトだ。しかし、基本的なモノはすでにそこにあると思う。施設は他チームと比較してもとても印象的だ。我々は良い方向に進んでいると思う。中でも風洞は特に素晴らしいからね」
「チームの精神は、私が昨年ルノーで感じたモノに匹敵していると思う。スタッフは全員献身的だし、頑張っている。財務状況が安定した今、我々には未来へ向けた希望があると思う」
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