【F1】レッドブル、前半戦の出遅れを認めるも、”打倒フェラーリ”を掲げる

シーズン前半の出遅れを認めたレッドブルだが、残りのレースではフェラーリよりも多くポイントを獲得したいと語った。

 レッドブルは今年の大幅なレギュレーション変更を利用し、タイトル獲得を狙うという姿勢でシーズンを迎えた。しかし開幕してみるとレッドブルのマシンは、メルセデスやフェラーリに次いで3番手のマシンだった。

 レッドブルは徐々にパフォーマンス不足を改善してきたが、今シーズン後半の9レースを残して、メルセデスから173ポイント、フェラーリから134ポイント離されている。

 チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、このギャップは克服できないようなものだが、”少なくとも”フェラーリについていくことはできるだろうと考えている。

「チャンピオンシップの面で考えると、我々と、メルセデスやフェラーリとの差は縮めようにも大きすぎる」とホーナーは認めた。

「しかし残りのレースでは、最低でもフェラーリよりも多くのポイントを獲得したい」

「シーズン後半で表彰台を争ったり、表彰台の中でも上の順位を争えるようになれば……それが我々にとって、現実的かつアグレッシブな目標だ」

 レッドブルは、風洞のパフォーマンスの影響を受けて厳しいシーズンスタートを切ったものの、スペインGP以来チームは一貫して改善しているとホーナーは感じている。

「あらゆる問題を解決しようと、問題を見つけ出して分析してきた。テクニカルチームのスタッフは、早急に問題を見つけ出すために本当に良い仕事をしてくれた」

「しかしそれには1カ月以上も時間がかかった。最初の数レースで見つかった問題を解決するのに、6週間かかった」

「これらの問題を処理していたので、バルセロナまで最初の(アップデートの)パッケージを投入することができなかった。そこから改善してきている」

「正しい方向に向かっていると思う。スペインGP以来、コンスタントにマシンを改善できているし、シーズンを通して今後もプッシュし続ける」

タイトル4連覇したベッテルを振り返るホーナー

 シーズン後半の巻き返しを誓ったホーナーだが、ライバルとなるのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。彼はレッドブル在籍時代の2010年から2013年まで、ドライバーズタイトルを4連覇している。当時を振り返ったホーナーは、ベッテルはシーズン終盤が非常に強かったと語った。

「セバスチャンは、非常に集中力のある人物だった」

「(レッドブルでチャンピオンシップを戦っていた間)彼はプレッシャーに対処するのがとてもうまかった。そして、プレッシャーがかかればかかるほど、ほとんどのケースでより良い反応を示したのだ」

「特にチャンピオンシップが終盤に入ってくると、彼は著しく頭が冴え、アプローチも力強いものになった。大体、フライアウェイのレースに行くような頃だ」

 2011年と2013年は、ベッテルが他を圧倒してタイトルを獲得したが、2010年と2012年は最終戦での戴冠となった。

 2010年は最終戦のアブダビで、フェルナンド・アロンソ(当時フェラーリ)との15ポイント差をひっくり返した。また2012年は、シーズン途中でアロンソとのポイント差が44ポイントまで開いたが、この逆境もはねのけている。

 ホーナーは次のように述べた。

「彼のアプローチや応用力、細部への注意力、仕事への倫理観など、彼のすべての要素が4連覇を可能にした」

「そのうちの2つ、2010年と2012年は最後まで接戦が続いた。特に2012年だ。彼はヨーロッパを離れるまで1勝しかしていなかった。それから、彼はシンガポールから4連勝を飾ったのだ」

Additional reporting by Lawrence Barretto

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シリーズ F1
チーム フェラーリ , レッドブル
記事タイプ 速報ニュース