アルファタウリ・ホンダのガスリー、今年こそバクーで好結果を……2回挑戦も無得点「流れ変えたい」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがF1第6戦アゼルバイジャンGPに向け、チームのプレスリリースに意気込みを語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、アゼルバイジャンGPを前にコメントを発表。モナコ以上のパフォーマンスを発揮したいと語った。
ガスリーは前戦モナコGPで、予選6番手、決勝でもメルセデスのルイス・ハミルトンを終始抑え切る走りを見せ、やはり6位入賞を果たした。今季のアルファタウリのマシンは、アンダーステア傾向の特性を示しているため、モナコでは苦戦するのではないかという見方もあった。しかし実際には、前述の通り好結果を手にした。
「モナコで素晴らしい週末を手にした後、バクーにやってきた」
ガスリーはプレスリリースにそう語った。
「(モナコでは)全てのセッションでトップ10に入れていたし、予選でもとても力強いパフォーマンで、今シーズンベストの6番手を得ることが出来た。そしてレースでは終始ルイス(ハミルトン/メルセデス)を抑えて6位でフィニッシュすることが出来た」
「レース中は普段、後ろのマシンに誰が乗っているかなんて考えない。(今回は)もちろん彼だとは分かっていたけどね。ただ、彼が抜くことは出来ないと分かっていたし、全てはピットストップに懸かっていた。僕はただ走りに集中するだけで、チームは彼を抑え込む為に戦略面で役目を果たしてくれた。だから僕は満足しているし、チームとしては本来のパフォーマンスレベルを取り戻し、クリーンな週末を送ることが重要だった。モナコはトリッキーなサーキットだから複雑だが、僕らは上手くやれたし、今年ここまでで最高の結果を得ることができた」
モナコでは、限られた数ながらスタンドに観客が戻ってきた。このことにはとても勇気づけられたと、ガスリーは語る。しかもモナコは、ガスリーの母国であるフランスの隣であり、そのフランスからの観客も多くサーキットに訪れていた。
「レーストラックにファンが戻ってきてくれたことも、とっても嬉しい。特にモナコだったから、フランスから多くの人が来てくれていたので、普段よりも多くの応援を受けた。観客は満員ではないけれど、ファンと少しでも交流出来るのは本当に嬉しいことだよ」
そのガスリーは、今週末のアゼルバイジャンGPは、セッティングが難しいサーキットだと語る。モナコと同じ公道サーキットではあるが、低速部分と高速部分が混在するそのレイアウトにより、モナコとは全く異なる特性だと言うのだ。
「それ(モナコGP)以降は、イギリスでシミュレーターに乗り、ドバイを経由してバクーにやってきた。長い旅だったけど、シーズンでとても忙しくなる部分に差し掛かってきたから、仕方ないと思う」
「バクーはとても珍しいサーキットだと言える。モナコと同じように街の中心にある市街地コースだ。つまり、マシンには少し異なるセッティングを施す必要がある。でもモナコよりもかなり低いダウンフォースで走ることになるし、バクーの方がコーナリングスピードが遅い部分もある。ただグリップやその他の特性は似ているから、一番柔らかいC5タイヤを使うことになる」
「路面のグリップが低く、ダウンフォースも低いので、一筋縄ではいかない。コース1周だけでなく、レースでもマシン性能を引き出すためには、タイヤやブレーキの温度を失う長いストレートやその他の要素も加味しなければならないので、最適なマシンセットアップを見つけるのはとても難しい」
しかしガスリーは、F1ではこれまで2度アゼルバイジャンGPに挑んだが、最高位は2018年の12位。まだ入賞はできていない。その状況を今年こそ打破したいと、ガスリーは語る。
「GP2時代(現FIA F2)では2位表彰台に上がっているから、このサーキットはとても好きだ。しかしF1では競争力があったけど、いつもツイてないんだ。ただ、今回はそれを変えてみせるつもりだ。モナコと同じか、それ以上のパフォーマンスを発揮できることを願っている」
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