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2021年規則変更に合わせホイールサイズ変更へ。F1も18インチに?

2021年に導入が予定されているF1の新レギュレーション。それに合わせ、ホイールサイズも18インチへ拡大することが目指されている。

Lotus E22 on 18 inch Pirelli tyres

写真:: Sutton Images

Pirelli tyres
Marco Tronchetti Provera, Executive Vice Chairman and Chief Executive Officer, Pirelli, with Mario Isola, Racing Manager, Pirelli Motorsport
Dr. Dieter Zetsche, CEO of Daimler AG and Tronchetti Provera, Pirelli President
Mario Isola, Racing Manager, Pirelli Motorsport
Red Bull Racing mechanic washes Pirelli tyres
Renault Sport F1 Team mechanic and Pirelli tyres
The Pirelli hospitality area
Pirelli tyres

 2021年から導入されるF1新レギュレーションに、ホイール径を拡大する案が盛り込まれることになりそうだ。

 F1はレースのエンタテイメント性をより高め、参戦コストを低減するために、2021年から新たなレギュレーションを導入することを目指している。この中にはマシン後方の乱気流を少なくする空力デバイスの導入やエンジン形式の変更、そして年間の予算制限など、多岐にわたっている。

 その中に、ホイール径の変更案も含まれているという。現在のF1のホイール径は13インチだが、これを18インチにしようというのだ。

 F1の内部関係者のひとりはmotorsport.comに対し、「その可能性が高い」と明かした。

 FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングも、次のように語った。

「それは、我々が議論しているパッケージの一部だ」

 ピレリはこの変更について、数年前から要望を出し、コンセプトタイヤを開発。2014年のシルバーストンでは、シャルル・ピックがドライブするロータスに装着し、実走テストを行ったこともある。

 この18インチのタイヤは低偏平タイヤとも呼ばれ、すでにWECやフォーミュラEに投入されている。市販車技術と通じる部分も多く、ピレリもこのサイズのタイヤを導入することを主張してきた。

 しかし低偏平タイヤを導入することになれば、開発コストが増すことに繋がる。そのため、当初はホイールサイズを変更する案に、反対意見もあったようだ。

 ホイール径を変更しても、タイヤ自体のサイズが変わらなければ、サイドウォールが薄くなる。こうなると、タイヤからサスペンションへの入力が変化するため、新たなサスペンションを開発する必要性があり、この開発コストが嵩むと考えられたのだ。またホイールが大きくなることで重量増にも繋がるため、これに対応する必要もある。

 ただ、これらの反対意見も現在では収束し、賛成意見が大多数を占めるようになったようだ。一部のチームは、現行のレギュレーション下で行われる2020年にも、偏平タイヤを投入するべきだと主張しているが、実際には多くの変化がもたらされる2021年からということになりそうだ。

 ただこれには障害もある。現在のタイヤサプライヤーであるピレリの独占供給契約は、2019年までとなっている。つまり2020年以降、新たなサプライヤーが供給に名乗りを挙げることも可能である。しかし、ピレリではない別のサプライヤーが参入することになった場合、低偏平タイヤを導入する前の2020年向けにだけ、現行の13インチのタイヤを開発・用意しなければならないのだ。

 ピレリのCEOであるマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラはモナコで、タイヤのサイズ変更に対応する用意があると語った。

「我々は喜んで受け入れる」

 プロヴェーラCEOはそう語った。

「彼らが正しいレギュレーションを見つけなければいけないことは明らかなことだ。そして、チームがそれを受け入れる準備ができていなければいけない」

「空力やサスペンションなど、多くの問題がある。しかし、チームの準備が整えば、我々の準備も整う」

「13インチにも、18インチにも満足している。タイヤがより目立ち、より大きくなれば、それは良いことだ。しかし、技術的な課題はそれぞれ異なる」

 18インチタイヤが導入されることになれば、ピレリはテストプログラムを編成しなければならない。このテストには、過去のマシンを改造した”ミュールカー”か、サスペンションを18インチ用に変更したマシンを用意しなければならない。

「現時点では、まだ詳細については議論していない」

 ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラはmotorsport.comに対してそう語った。

「タイヤのレギュレーションだけが決まっていないわけではない。すべてのレギュレーションが、まだ決まっていないのだ」

「彼らが何を求めたとしても、適切な時間とテストの機会があれば、その準備ができている。それが我々の立場である」

「適切な計画を立てなければならない。過去には異なるタイヤも作った。幅の広いタイヤも作った。我々は常にF1の要求に従う。しかし、テストするためのマシンが必要だ。それは、2016年に幅広いタイヤを用意したのと同じような状況だ」

 イゾラは、偏平タイヤを導入するのであれば、2021年からにすべきだと考えている。

「2020年は、そのような大変更を行うには近すぎると思う。2021年にその他の変更もあることを考えると、それは合点がいかない。すべての変更を、同じタイミングで行った方がいいだろう」

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