F1 サウジアラビアGP

フェルスタッペン、決勝でもドライブシャフトに違和感……それでも15番手スタートから2位へとリカバリー「今日は2位に落ち着くことにした」

F1サウジアラビアGPの決勝レースで2位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、見事なリカバリーを見せることができたと、結果に満足感を示している。

George Russell, Mercedes F1 W14, battles with Max Verstappen, Red Bull Racing RB19

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1サウジアラビアGPの決勝レースを15番グリッドからスタートしながら、2位でフィニッシュ。「良いリカバリーができた」と語った。

 フェルスタッペンはサウジアラビアGP土曜日の予選Q2でドライブシャフトが折れるトラブルに見舞われ、15番グリッドから追い上げるレースを強いられた。

 しかし今季のレッドブルのパフォーマンスは圧倒的。次から次へと前を行くマシンをオーバーテイクしていった。そして2番目に速いマシンであるアストンマーチンのフェルナンド・アロンソを抜いて2番手に。レース終盤にはチームメイトのセルジオ・ペレスとのファステストラップの応酬という激しい戦いを繰り広げたが、結局追いつくことができず、2位でのフィニッシュとなった。フェルスタッペンとしては、前戦バーレーンGPからの連勝とはならなかった。

「隊列を追い抜いていくのは、簡単なことじゃなかった」

 フェルスタッペンはレースを振り返ってそう語った。

「最初のセクターでは、特にレース序盤は前のマシンについていくのが難しかった。たくさんスライドしてしまったんだ」

「でも、ひとつずつクリアしていくうちに良いリズムに乗れた。最終的に表彰台に上がることができたのを、とても嬉しく思っている」

 フェルスタッペンはレース中、ドライブシャフトの違和感を訴える場面があり、予選で見舞われた問題が再発したのではと心配された。結局最後まで走り切ることはできたものの、その違和感が解消されることはなかったという。

「最後までずっと問題を抱えていた。でも僕は2番手にいて、後ろとは大きな差がついていた」

「だからある時点で、そういう日もあるということで、2位に落ち着くことを決めた。とにかく、良いリカバリーができたと思うし、この結果には満足している」

 そんな手負いの状態のフェルスタッペンだったが、優勝したペレスと遜色ないペースで最後まで走った。そして最後の最後には、ファステストラップも獲得している。

 このファステストラップを記録したことにより手にした1ポイントが、今後のタイトル争いにおいて重要な1ポイントとなるかもしれない。

「最後にファステストラップを狙ってみた。そして、うまくいったよ」

 
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