F1 オーストラリアGP

角田裕毅の2戦連続Q3進出に、辛口マルコ博士も驚く「トップ5チームは強力。そんな中、信じられないようなパフォーマンスだ!」

F1オーストラリアGPの予選で、またしてもQ3に進出した角田裕毅について、辛口で知られるヘルムート・マルコ博士が「驚いた」と高い評価を下した。

Helmut Marko, Consultant, Red Bull Racing, Yuki Tsunoda, RB F1 Team

 レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであり、同グループのドライバー人事に強い影響力を持つヘルムート・マルコ博士は、F1オーストラリアGPの予選でQ3に進出したRBの角田裕毅を賞賛。信じられないパフォーマンスだと語った。

 角田は今季は予選で驚異的な速さを見せている。トップ5チームが抜きん出たパフォーマンスを発揮する中、開幕戦バーレーンGPこそ11番手だったが、第2戦サウジアラビアGPでは9番手。そして今回のオーストラリアGPでは8番手……しかもアストンマーティンの2台と、メルセデスのルイス・ハミルトンを下しての好結果だった。

 これには、辛口で有名なマルコ博士も舌を巻いた。

「彼は再びトップ10に入った。信じられないようなパフォーマンスだよ」

 そうマルコ博士はレッドブルのオウンドチャンネルであるServusTVに語った。

「彼はいつもそこにいる。そしてミスもない」

「これまでの2レースもそうだった。上位5チームが非常に強力な中、Q3に進出するのは素晴らしいことだ。信じられないほどの成果だと思うよ」

 マルコ博士はオーストラリアGPの前の時点でも、角田の速さは認めていた。しかし、ここまで無得点であるのはよろしくないとして、次のように語っていた。

「角田の予選スピードはOKだ。だがレースでは、どちらも遅すぎる」

「最初の2レースで1ポイントずつ獲得することはできたと思う」

 入賞できるかどうかは、角田の手腕だけでどうにかできるモノではない。しかし数少ないチャンスを活かし、確実にポイントを掴むことができれば、レッドブル入りの可能性も近づくかもしれない。

 マルコ博士は予選後、改めて次のように語った。

「スピードは出ている。そのことが、ポイント獲得に繋がることを期待しているよ」

 

前の記事 ウイリアムズF1、次戦日本GPに向けて大破したアルボン車修復急ぐ。ただし鈴鹿でも“ジリ貧”状態は変わらない?
次の記事 アルボン、入賞宣言。身代わり欠場となった僚友サージェントへの“恩返し”へ挑む「ポイントが見返りになるはず」

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本