トロロッソ・ホンダ、厳しい船出。ガスリー「それでも前を向かなきゃ」
厳しい開幕戦となったトロロッソ・ホンダ。しかしふたりのドライバーは、強くなるために前を向いている。

テストで好調な走りを見せていたトロロッソ・ホンダは、意気揚々と開幕戦オーストラリアGPに挑んだ。しかしその期待とは裏腹に、厳しいレースとなってしまった。
ブレンドン・ハートレーは16番グリッドからスタートし、決勝レースは15位でフィニッシュした。
「今日は僕にとって素晴らしいレースとはならなかった」
ハートレーはチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「スタート直後のターン1で、ブレーキをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットを作ってしまった。そのフラットスポットは、おそらく僕が経験した中で最も酷いモノだったので、ピットインする以外に選択肢はなかった」
ハートレーの不運はこれだけでは終わらなかった。ソフトタイヤを履いた第2スティントでは、パンクに見舞われたのだ。
「第2スティントではパンクチャーに見舞われてしまった。それで僕のレースはゲームオーバーだ。しかも、それでリヤにダメージを負ってしまい、単独で走ることになった。今日はポイントを獲得するのは難しかっただろう」
チームメイトのピエール・ガスリーは、最後尾グリッドながらも好スタートを決め、レース序盤はポジションを上げていた。しかしながらパワーユニットのトラブルにより、リタイアという結末となった。
「僕にとっては良いシーズン初戦とはならなかった」
そうガスリーは語る。
「ターン12をクリアしたところで、突然エンジンが止まってしまったんだ。それはすぐに再び動き始めたけど、本当に遅く、シフトアップもできなかった」
このトラブルはMGU-H(モーター・ジェネレータ・ユニット-ヒート/熱エネルギー回生システム)によるものだったと、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは説明している。
「僕はピットに戻ろうとした。そして、マシンを止めるように言われたんだ。とても残念だった」
ガスリーはそう続ける。
「テストでは何も問題が起きなかったのにね。最初のレースで問題が発生してしまったことについて、チームの誰もが失望していると思う。でも僕らは前を向き、今回の結果から学んで、バーレーンに強くなって戻ってこなきゃいけない」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストラリアGP |
サブイベント | Sunday race |
ロケーション | アルバートパーク・サーキット |
ドライバー | ブレンドン ハートレー , ピエール ガスリー |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |