バーレーン決勝:ベッテルが2連勝! ガスリーは4位入賞の大健闘

バーレーンGPの決勝が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンを飾った。

 F1第2戦バーレーンGPの決勝が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンを飾った。またトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが4位入賞を果たす大健闘を見せた。

 多くのドライバーがスーパーソフトタイヤでのスタートとなる中、ギヤボックス交換によりグリッドペナルティを受けたルイス・ハミルトン(メルセデス)を始め、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランス・ストロール(ウイリアムズ)ら数名がソフトタイヤでのスタートを選択した。

 気温28度、路面温度33度というコンディションの中でレースがスタート。レッドシグナルが消えると、ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がホールショットを決める。その一方で2番手のキミ・ライコネン(フェラーリ)は蹴り出しが悪く、バルテリ・ボッタス(メルセデス)に先行を許した。その後ろではガスリーがダニエル・リカルド(レッドブル)の前に出るも、リカルドはすぐにポジションを取り戻す。9番手スタートのハミルトンは無理をせず、ターン1では周囲のマシンとの十分な距離を保ってコーナーへ進入していった。

 後方ではセルジオ・ペレス(フォースインディア)が接触によりスピン。どうやらブレンドン・ハートレー(トロロッソ)と接触したようで、ダメージを負ったと無線で訴えていた。なおこの接触により、ハートレーには10秒ペナルティが科された。

 オープニングラップを終えると、後方から大きく順位を上げたフェルスタッペンがハミルトンに仕掛ける。フェルスタッペンが少し強引に前に出るも、両者は接触。直後にハミルトンはポジションを取り戻すが、フェルスタッペンは左のリヤタイヤのパンクに見舞われピットへ向かった。

 さらに上位では、リカルドもコース脇にマシンを止めることになってしまう。彼のRB14は、突然全ての電源が落ちてしまったのが車載カメラの映像でも捉えられた。

 3周目には、リカルドのマシンを撤去するためにVSC(バーチャルセーフティカー)が出された。この間にピットに戻ったフェルスタッペンは、スーパーソフトに履き替えて隊列の最後尾に戻った。

 VSCが解除されると、ケビン・マグヌッセン(ハース)がガスリーを捉えた。しかしガスリーも前を譲らず、両者は接触。マグヌッセンがコース外にはじき出された。その後ろではヒュルケンベルグとオコン、アロンソ、ハミルトンの4台が絡むポジション争いが行われるも、この時点ではハミルトンが4台の先頭に立った。

 5周目、タイヤを交換したばかりのフェルスタッペンがなんとコース脇にマシンを止めてしまう。レッドブルは早々に2台とも姿を消してしまった。

 先頭を走るベッテルは7周目にファステストラップを記録し、2番手のボッタスとの差を2秒以上にまで広げる。またガスリーはこの時点で4番手を走行しているが、後ろからはハミルトンが近づいてきている。ついに8周目、ハミルトンはDRSゾーンでガスリーをパスして4番手まで浮上した。

 その後ろでは先ほどから続くマグヌッセン、ヒュルケンベルグ、アロンソらのバトルが続く。この時点では後方14番手のロマン・グロージャン(ハース)あたりまで、各車が接近したポジション争いを繰り広げていた。

 10周目あたりから2ストップ作戦を採るマシンが最初のピットインを行い始めた。まずはペレスが、翌周にはストロールがピットへ向かう。ストロールはフロントウイングにダメージを追っており、ピットに入る直前にはパーツが落下していた。12周目にはアロンソもタイヤ交換を行い、ミディアムタイヤに履き替えてコースへ。16周目には5番手を走るガスリーもピットへ向かい、スーパーソフトからソフトへ履き替え9番手でコースへ復帰している。

 18周目、先頭を走るベッテルが上位勢の中で一番最初にピットイン。ソフトタイヤに履き替え4番手でコースに戻った。その後ライコネンも同様にソフトタイヤに履き替えている。

 20周目にはボッタスがピットイン。ボッタスはミディアムタイヤに履き替え、1ストップ作戦を採ったようだ。ベッテルはこれに反応し、2回目のピットストップのためのマージンを築くため、ファステストラップを記録して走行を続けた。

 しばらくすると、ペースを上げたベッテルが、タイヤ交換を行わずに先頭を走っていたハミルトンの真後ろに迫る。26周目、ベッテルはメインストレートでDRSを使用しハミルトンをパスし再び首位に立った。この後ハミルトンはピットへ向かい、ボッタス同様ミディアムタイヤへ履き替えた。

 レース中盤を迎え、1ストップ作戦を採るドライバーが続々ピットイン。12周目に一度目のタイヤ交換を行ったマグヌッセンはここで2度目の交換を行う。同様にバンドーンらも2度目のピットインを行った。

 2ストップ作戦を採用したフェラーリは、36周目にライコネンを2回目のピットインに向かわせた。しかしここでアクシデントが。左のリヤタイヤの交換を終える前にシグナルが青に変わってしまい、ライコネンが走り出してしまったのだ。さらにこの時、左リヤ担当のメカニックをひとり撥ねてしまった。ライコネンはピットレーンでマシンを止め、ここでレースを終えた。止まったマシンは、左リヤタイヤのみソフトタイヤのまま(それ以外はスーパーソフトタイヤに交換完了)だった。またこの件は、危険な状態でマシンを発進させた”アンセーフリリース”として審議の対象になっている。

 この間ガスリーが2度目のピットインを行い、6番手でコースへ戻った。その後、前を走るアロンソとヒュルケンベルグがピットインを行ったため、ガスリーは4番手に浮上することになる。

 レース終盤を迎え、各所でポジション争いが続く。先頭を走るベッテルは2度目のピットインを行っても隊列のトップに戻れないため、丁寧なドライビングでタイヤを労わり、1ストップで走りきる戦略に変更する。一方3番手を走るハミルトンは、ベッテルを捕らえるため、無線の不具合のトラブルを抱えながらも頻繁にやりとりを行っていた。ただ目に見えない敵との戦いの中で苛立ちを募らせ、”明確なターゲットを教えてくれ”と訴えていた。

 後方ではエリクソンとバンドーンが8番手を、サインツJr.とオコンが10番手を争っている。エリクソンは50周を過ぎてもまだ1回しかピットストップを行っておらず、ポジションを大幅に上げることに成功している。

 レースも残り5周を迎え、ハミルトンはペースを上げるもベッテルには追いつけない。一方で2番手のボッタスはベッテルの後方3秒以内まで迫っていた。計算上はもう2周もすればベッテルを捉えることが可能であり、チームからも無線でプッシュするよう指示が飛ぶ。

 残り3周、ついにボッタスはベッテルの後方1秒以内に近づき、DRSの使用権を手にする。しかしわずかに距離が足りないのか、オーバーテイクを完了することができない。ボッタスは最終周までベッテルを追うが、結局ソフトタイヤを保たせたベッテルが1ストップ作戦を成功させ、開幕から2連勝を飾った。

 そして5番手からスタートしたガスリーは4位入賞の大健闘。レース後の無線でも喜びを爆発させた。またホンダにとっては、2014年のF1復帰以来最上位の結果となった。

 以下マグヌッセン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、バンドーン、エリクソン、オコンまでが入賞となった。

 次戦中国GPは、4月15日に上海インターナショナルサーキットで決勝レースが行われる。

【リザルト】第2戦バーレーンGP:決勝

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 バーレーンGP
サブイベント Sunday race
サーキット バーレーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー ルイス ハミルトン , セバスチャン ベッテル , バルテリ ボッタス
記事タイプ レースレポート