【F1】FIA、”空力フェアリング”の搭載でハロの見た目は良くなると主張

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【F1】FIA、”空力フェアリング”の搭載でハロの見た目は良くなると主張
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2017/07/28 7:17

FIAのチャーリー・ホワイティングは搭載が許可される空力フェアリングの追加によって、ハロがもっと魅力的に見えるはずだと語った。

Kevin Magnussen, Renault Sport F1 Team RS16 with the Halo cockpit cover
Kevin Magnussen, Renault Sport F1 Team RS16 with the Halo cockpit cover
Felipe Massa, Williams FW38 with the Halo cockpit cover
Renault F1 Team, Halo
Marcus Ericsson, Sauber C35 with a Halo cockpit cover
Jolyon Palmer, Renault Sport F1 Team RS16 with a Halo cockpit cover
Kimi Raikkonen, Ferrari SF16-H with a Halo cockpit cover
Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H with the Halo cockpit cover
Daniil Kvyat, Scuderia Toro Rosso STR11 with a Halo cockpit cover
Charlie Whiting, FIA Delegate
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, cockpit shield
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, cockpit shield

 FIAは今月初め、来シーズンに”ハロ”をコックピット保護デバイスとしてF1に導入すると発表した。ハンガリーで行われた記者会見で、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、昨シーズンのテストで試されたプロトタイプのハロは『未加工』であり、実際にマシンに搭載されるときにはもっと魅力的に見えると指摘した。

 チームは、ハロによって発生する空気力学的な問題を解決するため、標準部品となるハロにフェアリングを被せることができるようだ。

「我々が見てきたハロは、未加工のものだ」とホワイティングは語った。

「我々は、チームが何かを思いつくのをただ待っていればいいのだと思う。なぜなら、彼らは間違いなく、新たに与えられた開発エリアをできるだけ活用しようとするからだ」

「私は、ハロが見た目的にもっと良くなることを確信している。チームは、単一のサプライヤーから供給される、共通部品のハロを使用する。そのうえで、我々はハロの上部構造に非構造部材のフェアリングを使用することをチームに許可するだろう。これらは、ハロの主構造から20mm以内に収まっていなければならない」

「全体的な幅の規制や、コクピット開口部をどの程度”侵食”することができるかについての規制も設けると思う。しかし、20mmというのはかなり大きく、彼らチームはそれを使って好きなことができる」

「最初にそれを決めた主な理由が、ハロが生じるあらゆる空力的な問題を克服するための領域を与えるためだ。例えばエアボックス。彼らは、気流をそれに送れるようにしたがっていた」

 ホワイティングは、ファンがすぐにデバイスの見た目に慣れると信じているようだ。

「これまでは、チームが少しでもハロの見た目を良くするために、あらゆる可能性を模索してきたわけではないことは分かると思う」とホワイティングは述べた。

「現時点では、むき出しの状態のデザインしか見てこなかった。ウイリアムズが、マシンと同じ色である白に塗ったハロを搭載して走っただけでも、見た目はかなり良くなった。これには同意してもらえると思う」

「私は、個人的にはファンがそれに慣れてくれると思っている。現時点では、若干反発があることもわかっていたが、かなり違ったデザインのモノをチームが持ち込むと予想されるので、みんなが思っているほどには悪くないと、私は考えている」

 また、ホワイティングはハロに被せるフェアリングに、スポンサーロゴを載せることが可能になることを示唆した。

”シールド”が除外されたわけではない

 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、シルバーストンで試した”シールド”について、めまいがすると語り、わずか1周で走行をやめてしまった。FIAは、シールドがこのせいで棚上げになったのではなく、必要なテストをクリアしていないからだと明かした。

 20kgのホイール・アセンブリが時速250kmで衝突するという事故を模した試験を、シールドはまだうまくクリアできていないのだという。一方で、ハロはこちらをクリアしている。

「シールド搭載時、セバスチャンは正面に発生したわずかな視界の歪みに妨害されたのだ」と、FIAのセーフティディレクターを務めるローレン・メキーズは語った。

「どうしてこれが起こったのかについては、我々に良い考えがある。技術的に、問題を解決できないとは考えていない」

「シールドが、ハロよりも保護のレベルが低いとされている根本的な要因は、ホイールテストに合格していないからだ。また、この種のデバイスでは土埃や雨などが、視認性の問題を複雑にしている」

「我々は、その問題を追求しなければならないと感じていたが、いつの日かそれを解決する手段を得ていたかもしれない」

「シールドを選択しなかったのは、ベッテルのフィードバックだけが理由ではない。なぜなら、最初の走行テストの後で、問題を予想しその解決に取り組むなど、他のデバイスと同じ作業をする必要があるからだ」

「しかしもっと大きい理由は、ドライバー保護のレベルが我々が望んでいたほどには高くなかったという事実だ」

 シールドがすべてのテストをクリアするなど、より良い解決策が浮上した場合、FIAはハロをその新しいデバイスと置き換える可能性を排除していないと、メキーズは認めた。

「シールドに我々がエネルギーと時間を費やした理由のひとつは、より統合されたソリューションを見つけるためだった」

「私が言ったように、今はシールドのデメリットがハロのメリットと比べて、少し大きすぎると感じた。しかし将来的にはいくつかの壁を突破し、より保護力が高く見た目にも素晴らしい、別の解決策が導入されることだろう」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース