F1の”アウトソーシング化”進めるハース。ダラーラの進歩が躍進の助けに

ハースのケビン・マグヌッセンは、ダラーラのF1でのステップアップが、2018年のチームの飛躍につながっていると語った。

 ハースのケビン・マグヌッセンは、チームがプレシーズンテストから好調を維持している理由のひとつに、ダラーラの進歩を挙げた。

 イタリアの有名なシャシーコンストラクターであるダラーラは、ハースが2016年にF1に参入して以来、シャシー制作を請け負っている。

 ハースのF1参戦初年度であった2016年はパーツの不具合などもあったが、マグヌッセンはダラーラが2018年マシンVF-18制作において重要な役割を果たしていると述べた。

「ダラーラはチームの重要な部分であり、彼らは今年もステップアップを果たした」

「マシンを見てみれば、今年のパーツの方が、クリーンで質もはるかに良いようだ」

「それは非常に重要なことだし、多くのことを意味する」

「僕たちは、CFD(数値流体力学)とコンピューターを使って、マシンを設計することができるということだ。マシンがCFDや風洞で機能していても、実際のマシンでそれを再現できなかったら意味はない」

「彼ら(ダラーラ)は本当に良い仕事をしてくれた。彼らも学習をしているので、これを続けられることを願っている」

「このプロジェクトに参加していることは、彼らのビジネスにとってもとても良いことだと思う。僕たちのF1マシンだけでなく、他のマシンも改善することができる」

 ダラーラは2004年から2005年にかけてミッドランドと、2010年にはヒスパニア・レーシング(HRT)と提携した経験があるが、そのいずれも成功はしていない。しかしハースがフェラーリからパーツ供給を受けていることも手伝い、ダラーラはF1でこれまでよりも大きなインパクトを与えている。

 一方ハースは、中団争いのライバルたちからその進歩の速さを疑問視されており、フェラーリから”違法な技術提供”を受けているのではないかと批判を浴びている。しかしロマン・グロージャン(ハース)は、それはF1チームを運営する上で、パーツ製作を外部委託するというアプローチがどれほどうまくいっているかを示していると語った。

「チームの運営方法や、フェラーリとのパートナーシップの築き方は、F1にとって良いことだと思う」

「それはF1に参入してから短時間で、物事をかなり良く見せることができるということを示している」

「もちろん、ゼロからすべてをスタートしなければならないのなら、今いる位置にはいないだろう」

 チーム代表のギュンター・シュタイナーは、経験を積んだ人材から様々な貢献があったことが、ハースの進歩にとって鍵となったと説明した。

「買うことができないのは、時間だけだ」

「”なぜ、昨年これをしなかったのですか?”と聞かれても、成熟するための時間が必要だったのだ」

「このスポーツは複雑であり、お金を投じてその時間を得ることはできない」

「人々と共に働き、弱点を見つけなければいけない。みんながとても高いレベルにある必要があるんだ。もしそうでない人材がいれば、他の人々の脚を引っ張ってしまうからだ」

「我々は良くなっていく一方だ。そして改善が進んで行く限り、それをトラック上で目の当たりにすることができる」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ケビン マグヌッセン , ロマン グロージャン
チーム ハースF1チーム
記事タイプ 速報ニュース