表彰台未経験のヒュルケンベルグ「自身の不幸は”笑うしかない”」
ニコ・ヒュルケンベルグは、未だに一度も表彰台を獲得できていないことについて、自身のF1での不幸を”笑っている”という。








2017年シーズンはルノーに移籍するニコ・ヒュルケンベルグは、F1にデビューした2010年にポールポジションを獲得しているものの、ウイリアムズ、ザウバー、フォースインディアとチームを渡り歩いた今もトップ3フィニッシュを達成できていない。
ヒュルケンベルグは信頼性不足や不運により表彰台を逃しており、2016年のブラジルGPでも、クラッシュしたキミ・ライコネン(フェラーリ)のマシンのデブリがヒュルケンベルグのマシンに直撃し、その後もデブリでタイヤがパンクしたために表彰台が手からこぼれ落ちていった。
最近最もフラストレーションが溜まったブラジルGPを振り返ったヒュルケンベルグは「もちろん、がっかりした。けれど僕はそういうことにがっかりすることに飽きているんだ。だから今はそれをただ笑っている」と語った。
「(ブラジルは)最近僕がすごくいい仕事をしたレースのうちのひとつだ。マシンは良かったし、何もかもうまくいっていたが不運なことにデブリがタイヤを切ってしまい、その後はご存知の通りだ」
ヒュルケンベルグは、不運を信じていないと語り、彼が表彰台獲得のチャンスを逃している根本的な理由はないと感じているようだ。
「僕はそれらのことを信じていない」とヒュルケンベルグは語った。
「僕は一生懸命努力をしていい決断をしていれば、後はチャンスが巡ってくるかこないかだけだと思っている」
「いつも何か理由がある。それぞれのインシデントやケースを見てみればね。常に何か理由があるんだ。いくつかは避けることができたかもしれないし、いくつかはミスだった。間違いはサンパウロでの不幸のように、起こるものだ。しかし結局それはそれだ」
「僕は間違いなく表彰台を獲得できただろうから個人的にも、もちろんチームのためにも残念だった。だけどそれは起こらなかったんだ!」
自身が不幸なドライバーだと考えたことがあるかと問われたヒュルケンベルグは「今年、いくつかのケースで起こったことは間違いなく不幸だったが、なぜかはわからない」と答えた。
「しかしそれについて考えて、自分が常に不幸なドライバーであると嘆くのではない。これは人生だ。願わくば、今後の数年で違った方法で返ってくるといいな」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Jonathan Noble |