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アンドレッティ「F1は純粋なフォーミュラカーになる好機を逃した」

F1王者であり、インディカーで4度チャンピオンに輝いたマリオ・アンドレッティは、F1マシンが進む方向性を批判している。

Takuma Sato, Rahal Letterman Lanigan Racing Honda

写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images

 マリオ・アンドレッティは、F1がオーバーテイク減少という痛手を負ったのは、2017年に現行レギュレーションのマシンを導入した時だったと語る。

 インディカーは今年から、ユニバーサルエアロキットを採用している。このエアロキットは全チーム共通であり、ダウンフォースは昨年型に比べて劇的に減少した。

 このエアロキットは、コストを削減し、レースを改善することを目的として導入が決定されたものだ。その結果、インディカーの2018年シーズンには新たに4チームが参戦することとなり、開幕戦セント・ピーターズパークは、過去最高数のオーバーテイクが記録された。

 一方でF1は、ラップタイム向上を目的とし、より幅が広く大きなダウンフォースを発生するマシンを2017年シーズンから投入することとなった。目論見通りラップタイムは大幅に向上したが、オーバーテイクが減少するという副作用が生じてしまった。

 先日行われた今季の開幕戦であるオーストラリアGPの決勝では、オーバーテイクは僅か5回しか記録されなかった。そのためレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、「僕がファンだったらテレビを消す」と、その”抜きにくさ”に不満を露わにした。

 1978年のF1王者であり、インディカーでも4度にわたってチャンピオンに輝いたマリオ・アンドレッティは、2017年のレギュレーション変更が、F1の”失態”だったと語る。

「インディカーシリーズの経営陣は、素晴らしい仕事をしてくれたと思う」

 そうアンドレッティは語った。

「インディカーは、空力的に正しいことをやっていると思う。そして純粋なシングルシーターになっている。私は、これこそがフォーミュラカーのファンが見たかったモノだろうと思う」

「残念ながら昨年のクルマは、ウイングレットや大袈裟なパーツがぶら下がっていたため、プロトタイプカーのようになっていた。しかし、F1がやったのはそれと同じことだ。個人的には、F1はミスを犯したと思う」

「インディカーはエレメントで発生するダウンフォースを減らした。しかしそれでも、グランドエフェクト効果で大きなダウンフォースを確保している。それは、乱気流を生み出さないのだ。しかし、この小さくなったウイングでも、前のマシンのギヤボックス(つまりリヤ)に近付くことができるし、オーバーテイクすることもできる」

「私は個人的に、それがF1が逃したモノだと思う。F1は広いタイヤを採用してメカニカルグリップを高め、より車重が重くなり、マシン後方に大きな乱気流を生み出した」

「まだ巨大なウイングを使うことで、制動距離が短くなり、オーバーテイクの可能性をほとんど排除した」

「もちろんDRSがあるし、それは今まで以上に必要なものだ。それと同時に、DRSを使ったとしても、コーナーの出口までに前のクルマのリヤに食らいついていなければいけない。なぜなら、ストレートに入るまでDRSは使えないからだ」

インディカーは9月にシーズンを終えるべきじゃない!

 アンドレッティは、インディカーが向かっている方向性を賞賛しながらも、シーズンの最終戦が9月に開催されることについては批判している。

「このシリーズにおける唯一のマイナス点は、シーズンが早く終わるということだ」

 そうアンドレッティは語った。

「そうしてそうなっているか、その理由など何もない。インディカーは、テレビでの競争力について話をしている。しかし、私に言わせればそれはナンセンスなことだ。インディカーは、テレビに留まり続けなきゃいけない。なぜならF1やNASCARと時間を取り合っているからだ」

「このことは、インディカーの経営陣に賛同できないことのひとつだ。そして、永遠に承服できないだろう。彼らがそれを修正することができればいいと思っている。しかし、彼らにとって有利なことがあるのだろう」

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