テスト最終日もトラブルのマクラーレン、”野心的”マシンデザイン擁護

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テスト最終日もトラブルのマクラーレン、”野心的”マシンデザイン擁護
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
協力: Edd Straw
2018/03/10 12:09

マクラーレンは2度のテストで信頼性問題に苦しめられ続けたが、チームが復活するために”攻めた”マシンデザインは必要だと主張している。

Zak Brown, Executive Director, McLaren Technology Group, Eric Boullier, Racing Director, McLaren
Eric Boullier, Racing Director, McLaren
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Fernando Alonso, McLaren MCL33 stops on the side of the track
Fernando Alonso, McLaren MCL33 stops on the side of the track
Fernando Alonso, McLaren MCL33 stops on the side of the track
Fernando Alonso, McLaren MCL33 stops on the side of the track
Fernando Alonso, McLaren
McLaren MCL33 rear detail
Stoffel Vandoorne, McLaren MCL33 stops on track
Stoffel Vandoorne, McLaren MCL33 stops on track
The car of Fernando Alonso, McLaren MCL33 is recovered to the pits

 マクラーレンは2度のプレシーズンテストを通じてトラブルに見舞われ続けたが、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、チームの”野心的”なマシンデザインを擁護している。

 ホンダとの提携を解消し、今年からルノー製のパワーユニット(PU)を搭載しているマクラーレン。テストが始まる前には『1日500km、8日間で計4000km走行』という目標を立てていたものの、ホイールナットやエキゾーストパイプを留めるクリップの破損、冷却問題やバッテリーなど、次々にトラブルが発生した。

 テスト最終日は、セッション序盤にターボに問題が発生。チームはPU交換を実施し、できるだけ早くフェルナンド・アロンソをコースに戻すことに決めた。

 アロンソはこの日最終的に2番手タイムを記録したが、マクラーレンは8日間で2度のPU交換を実施することになった。1回目のバルセロナテストでは悪天候により丸1日走行が行えなかったとはいえ計260周、2回目のテストは計339周の走行となり、合計走行距離は2800km弱に留まった。昨年までのパートナーであるホンダのPUを搭載したトロロッソが、合計3800kmを走行していることを考えると皮肉な結果になったと言える。

 マクラーレンのブーリエは、パッケージングを限界まで”攻めた”ことからトラブルが発生したために走行目標を達成できなかったことは認めながらも、チームが大きな誤りを犯したとは考えていないようだ。

「我々は競争力を持っていたいし、野望を持っているんだ」と彼は語った。

「我々は野心的なマシンデザインを行っており、他のルノーエンジンを搭載しているマシンとは少し違っているのが分かるだろう」

「これまでのところ小さな問題はあったが、それはマシンの準備という点で十分に良い仕事ができなかったからだと思う」

「(PUのスイッチによって)マシン開発に遅れが出てしまい厳しかったが、それは我々の問題だ。迅速に正常な状態に戻したい」

 マクラーレンはより保守的なマシンを用意すべきだったのではないかと問うと、ブーリエは次のように答えた。

「もう一度言おう。競争力を持ちたいのであれば、ある程度攻撃的で、野心的にならなければならない」

「我々はやりすぎたのか? 私はそうは思わない。この戦略においては、あらゆることをこなすために十分な時間を残しておかなければならない。それが唯一の鍵だと思う」

 しかしながら、ブーリエはテストでのマシンストップがチームを苦しめていることを認め、開幕戦オーストラリアGPまでにチームが信頼性の問題を克服できているかどうか、保証できないと述べた。

「望んでいたほど多く走行できたわけではないので、100%確信できない。だから、どこかが故障する高いリスクが残っている」

「それでも、我々が見舞われた様々なトラブルはすべて、小さな問題だった。それはオーストラリアに向けてマシンを再構築する上で、いくつかの問題の解決に役立つだろう」

 マクラーレンはルノーPUの搭載により、ここ数年の低迷から脱出することを望んでいたものの、信頼性トラブルの連続はチームにその準備ができていないことを示していると言えるかもしれない。

 しかしブーリエは、まだ希望を失うには早過ぎると考えている。

「どうなるか見てみよう。ここ数日に起きたトラブルを踏まえても、何レースか判断を待ってみる方が良い」

「私がマクラーレンに加わる前に、ホンダと提携するという判断が下された。ここ3年は難しい状況だったが、いま我々はマクラーレンを”居るべき位置”に戻そうとしている。それは1日で出来るようなことではないし、おそらくいくつか不具合が起きているところもあるのだろう」

「しかし我々は速いマシンをデザインする能力を失ってはいないし、すぐにそれをトラックで証明できることを願っている。我々は野心的でなければならず、そのためにはリスクを背負わなければならない。すべてを元通りに戻し、機能させるためにはそうする必要があるんだ」

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この記事について

シリーズ F1
チーム マクラーレン
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース