マクラーレン、続発する問題はマシンのデザインと関係ないと主張

マクラーレンのMCL33にはテストを通して信頼性トラブルが続発しているが、チームはマシンの設計コンセプトに欠陥はないと主張している。

 マクラーレンの新車MCL33は、オフシーズンテストを通して信頼性トラブルに見舞われ続けている。しかしチームは、その原因はMCL33のデザインやコンセプトとは無関係だと主張している。

 3月6日からスタートした2回目のバルセロナテスト初日から、またしてもマクラーレンはつまづいた。電気系のトラブルとオイル漏れに見舞われ、2度の赤旗掲示の原因となってしまったのだ。

 テスト2日目は、フェルナンド・アロンソがセッション序盤から快調に飛ばし、一時はタイムシートのトップに立っていたものの、再びオイル漏れに見舞われた。これでパワーユニットを交換することになってしまったため、チームは走行時間を6時間以上ロスすることになった。

 マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、オイル漏れはエンジン自体の問題ではなく、エンジンの故障により引き起こされたと説明。また、テスト初日とは異なる仕様のバッテリーを使用したことで、電気系の問題は再発していないと語った。

 マクラーレンは他のチームとは異なり、使用できるドライタイヤの中で最も軟らかいハイパーソフトタイヤを中心にラップタイムを計測しているように見えるが、ブーリエはマクラーレンに発生した多くの問題と同様、あまり深読みをしないようにしてほしいと主張した。

「これはただのテストだ」

「まずはじめに、全体的な話をしよう。ラップタイムを見てみれば、今朝はレッドブルが新品のミディアムタイヤとソフトタイヤを使った。しかしタイムの違いは0.5秒ほどだった。路面の状況と温度のために、あまり大きな違いはないんだ」

「先週私が言ったように、これらの(ハイパーソフト)タイヤで作業を行っているのには技術的な理由があるんだ」

「マシンにはトラブルが発生している。修正する必要がある問題はわずかにあるが、それもテストの一環であり、プロセスの一部だ」

「我々はルノーと新たに提携し、マシンのパッケージングは一新されているんだ。これはテストだ。我々に時間をくれてもいいじゃないか。大丈夫なんだ」

 マクラーレンは熱問題への応急処置として、エンジンカウルに小さなダクトとスリットを設けた。しかしブーリエは、この修正はパッケージ全体の問題を示したモノではないと主張する。

 マシン後部を思い切って絞り込んだため、熱害が発生しているのではないかと尋ねられたブーリエは、「それが関連しているとは思わない」と語った。

「確かに、我々は最高のクルマをデザインしようとしている。だから、クルマのコンセプトについては確信していなければならない。そして新しいコンセプトについては、それがうまく作動するのかどうか、コース上で検証しなければならない」

「調整はしなければならない。我々はマシンを最大限に活用しようとしている。そして、空力面のプラットフォームが、最大限のモノをもたらすことを確実にしなければならない。我々は今、そのための微調整をしようとしている。ただオイル漏れは、それに関連するモノではない」

 ブーリエは、冷却に関する修正が、チームが開幕戦に向けて用意しているアップグレードパッケージに影響を及ぼすことはないと主張した。しかし問題が多発したことで、マクラーレンは新車と新しいパワーユニットへの理解を進める過程を阻害しているのは間違いない。

 ブーリエはこれについて、次のように語った。

「我々は計画を立てようとしている。そして走行時間を失う度に、我々は計画を改め、他の優先事項を作る必要に迫られる。だから幾つかのことはテストしないつもりだ」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー フェルナンド アロンソ
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース