ベッテル「今回のレースを退屈だと批判するのは、短絡的だと思う」

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ベッテル「今回のレースを退屈だと批判するのは、短絡的だと思う」
執筆: Glenn Freeman
協力: Edd Straw
2018/06/13 11:10

フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、オーバーテイクが少なかったカナダGPを”退屈”と批判するのは短絡的なことであると語った。

Sebastian Vettel, Ferrari SF71H leads at the start of the race
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H leads at the start of the race
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, leads Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09, Max Verstappen, Red Bull Racing RB14, Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, and Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H and Marcus Ericsson, Sauber C37
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, leads Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Race winner Sebastian Vettel, Ferrari SF71H waves at the end of the race
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14 pit stop
Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1, 2nd position, Nicola Bariselli, Race Engineer, Ferrari, Sebastian Vettel, Ferrari, 1st position, and Max Verstappen, Red Bull Racing, 3rd position, on the podium
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H leads on lap one
Charles Leclerc, Sauber C37 pit stop
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18

 現在ランキング首位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、たとえ”退屈”に見えたとしても、カナダGPのようなレースを批判する人たちは”短絡的”だと考えている。

 カナダGPはベッテルの圧勝に終わった。ポールポジションからスタートしたベッテルは、一度も首位を明け渡さないまま、トップチェッカーを受けた。

 レース中、特に上位争いでは、オーバーテイクのシーンはほとんどなかった。ベッテルは前述の通り一度も首位を明け渡さず。2番手争いも、スタート直後のターン1〜2にかけてバルテリ・ボッタス(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がサイド・バイ・サイドになったものの、順位は変わらなかった。ダニエル・リカルド(レッドブル)だけは、スタートでキミ・ライコネン(フェラーリ)を交わし、ピット戦略でルイス・ハミルトン(メルセデス)も抜いて、ポジションをふたつ上げた。

 優勝したベッテルに、なぜレースがエキサイティングではなかったのかと尋ねると、「理由なんてないよ。答えを探したって意味がない」と語り、メディアに対して「何か別のことを書いた方が良い」と指摘した。

「レース自体、もしくは今回のレースを批判するのは、正当だとは僕は思わない」

 そうベッテルは語った。

「退屈かどうかは分からない。僕の視点から言えば、クルマの中では今でも忙しい」

「僕は好きじゃない……なぜ今の人たちはそんなに短絡的なのか、それが分からない。今年これまでの7レースを戦い、いくつかのレースは驚異的な内容で、他のいくつかは退屈だった」

「来週からはサッカーのワールドカップが始まるけど、多くのゲームがエキサイティングなモノじゃないと思う。でも、みんなそのゲームを観るだろう。でもいくつかのゲームは信じられないほどのモノになるはずだ」

「それは、いつも僕らが楽しみにしていることだ。しかし、常に良くなり続けるなんていうことはない」

「僕らはクルマの中で仕事をし、レースできるならばレースをする。しかし一方で、レースを避けようともする。ペースを上げて視野から消えてみたり、前に留まったり、オーバーテイクされないようにしたりするんだ」

「いくつかのレースはエキサイティングだけど、他のレースはそうではないんだ」

 ベッテルのライバルであるハミルトンは、F1について”ばかばかしい話”はしたくないと語ったが、もしファンがレースについて平穏すぎると感じているなら、それは残念だと語った。

「僕はレースを観ていないから、皆さんの気持ちが分からないんだ」

 ハミルトンはそう日曜日の夜に語った。

「今日のレースはあんまり多くのオーバーテイクが無かったと聞いた。そして何人かの友人は、レースの最もエキサイティングな部分は、1周目のクラッシュだと言っていた」

「もしF1がそういうモノだという話なら、それを聞くのを辛い。だって、それ以上のモノがたくさんあるのに」

 ボッタスは、クルマに乗っている時にはやることがとにかくたくさんあるので、退屈する暇などないと語った。

「セブ(ベッテル)が言ったように、僕らは常に、できる限りプッシュしている」

 そうボッタスは語った。

「僕らはクルマの中で、飽きるほどの十分な時間があるわけじゃない」

「やらなければならないことが常にあり、それに100%集中し続けなければいけないんだ」

「今後も良いレースがあるだろう。それは間違いない。今回は(フェルスタッペンと)並んだけど、そこでは何も起こらなかった」

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執筆者 Glenn Freeman