ボッタス、クラッシュでギヤボックス交換し5グリッド降格。衝撃は27G
メルセデスのボッタスは、予選中のクラッシュでギヤボックスを損傷。交換により5グリッド降格のペナルティを受ける。







メルセデスのバルテリ・ボッタスは、予選Q3でクラッシュを喫してしまった。これにより予選Q3でタイムを記録できなかった上、ギヤボックス交換により5グリッド降格のペナルティを科せられた。
ボッタスは、予選Q3最初のアタック中にターン1でミス。ターン2イン側の縁石に乗り上げてしまうと、コースに戻った際に挙動を乱し、右リヤからタイヤバリアに激突してしまった。
マシンのダメージは広範囲に及んだものの、チームの調査によりシャシー交換の必要はないことが確認された。しかしギヤボックスの再使用はできず、交換を余儀なくされた。
これにより、ボッタスは暫定グリッドで10番手から15番手に降格することになった。
クラッシュについて語ったボッタスは、朝から降った雨によって芝生が濡れていたことがクラッシュの要因だったと説明した。
「スピードが速かったため、理想よりもラインがワイドになった。僕が通ったところは少し濡れていた」
「突然ホイールスピンが起きて、リヤのコントロールを失った。僕のミスだった」
「タイムを稼ごうと、そのコーナーでプッシュし過ぎてしまった。そのせいでQ3を犠牲にしてしまったし、明日に向けてチームに余計な仕事をたくさん作ってしまった」
このクラッシュによりボッタスは27Gの衝撃を受けたため、メディカルセンターで検査を受けた。その結果問題はなく、彼もインシデントによる影響はないと話した。
「大きなクラッシュだったし、問題がなくて嬉しい」
「現時点では痛みもない。確かに事故の瞬間は少し痛んだが、ミスをした時はそうなるものだ」
「マシンは大丈夫ではなかったけど、問題がないことを願う。優勝争いをするにはスタート位置が遠いが、全てを元通りにできれば諦めることはない。今日は土曜日だ。まだ何だって可能なんだ」
「予選でルイス(ハミルトン)が見せたように、僕たちには素晴らしいマシンがある。レースに向けてもマシンはとても良いと思うし、何だって可能だと思う」
「レースでは多くのことが起こる。昨シーズンは周回遅れから、最終的に2位で終えられたこともある。何が起こるかは分からない」
Additional reporting by Adam Cooper
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | アルバートパーク・サーキット |
ドライバー | バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |