パフォーマンス低下を嘆くハミルトン「重要なポイントを失ってしまう」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、中国GPの敗戦を受け、パフォーマンスが下がっていることを認める。

フェラーリに開幕2連勝を許し、反撃開始を目指して中国GPに挑んだメルセデス。しかし、予選からフェラーリ勢に太刀打ちすることができず、フロントロウ独占を許してしまった。
決勝ではバルテリ・ボッタスがフェラーリのセバスチャン・ベッテルと優勝を争ったものの、セーフティカーが不運なタイミングで出たこともあり、レッドブルのダニエル・リカルドに優勝を奪われ、2位でのゴールとなった。
しかし、ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンは終始ペースが上がらず、優勝争いに加わることもできず、結局マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が10秒のタイムペナルティを科せられた恩恵を受け、4位でのフィニッシュとなった。
フェラーリに対してだけではなく、ボッタスに対しても劣勢に立たされているハミルトン。今回のパフォーマンスを受け、もし今年5度目のタイトル獲得を目指すならば、早急に対策を見つける必要があると語った。
「僕はひとりぼっちだった。僕にはペースがなかったんだ」
ハミルトンはそう語った。
「明らかに僕らの前には、厳しい戦いが待っている。特に僕の方にね。僕らのパフォーマンスは、期待を下回っている」
「昨日と今日、僕の方は最悪だった。だから自分自身のパフォーマンスを通常のモードに戻す必要がある。そうしなければ、重要なポイントを失ってしまうことになる」
「今日、僕らの前で起きたいくつかの事件に感謝している。僕らはそれで、戦いの中に残ることができた」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフも、同様に厳しい評価を下した。
「今週末を通じて、我々は十分ではなかったというだけだ」
そうウルフ代表はSkyに語った。
「今日の結果を見れば、今週末の我々は3位と4位だった。しかし、我々は3位や4位を目指しているわけじゃない」
「我々は行動するだけだ」
ウルフはまた、ボッタスが勝利を逃すきっかけとなった、最悪のタイミングでのセーフティカー出動を嘆いた。
「今回のレースは、バルテリがレースに勝つのに値したと思う。彼は素晴らしい1日を過ごしたし、素晴らしいドライブだった。しかし、運が最初の2レースで我々を苦しめ、今回もまたそういうことが起きた。最悪のタイミングで、セーフティカーが出たのだ」
「それはすべてをシャッフルしてしまった。そしてレッドブルの2台にとっては、タイヤ交換のためにピットインするのに十分だった。我々はコース上での位置が重要であると考えた。しかし、それは間違っていた。彼らはそれを正しく手にしたんだ。彼らは勝利に値すると思う」