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ホンダ田辺TD「次戦までの苦戦理由の解明が、チーム代表の号令」

ホンダの田辺テクニカルディレクターが、中国GP決勝後にメディアの取材に応じ、大苦戦に終わったレースを振り返った。

ホンダ田辺TD「次戦までの苦戦理由の解明が、チーム代表の号令」

 トロロッソ・ホンダにとって、中国GPは非常に厳しいグランプリとなった。ピエール・ガスリーは18位、ブレンドン・ハートレーは20位の完走扱い……しかもチームメイト同士の相討ちというシーンもあった。

 それ以上に厳しかったのが、ペースが上がらなかったことだ。予選で苦戦したトロロッソ勢だが、気温が上がり、風が収まれば、その症状も解消されるのではないかと思われていた。決勝では気温が上がり、風も弱まったが、ペースが戻ってくることはなかった。

 今週末の戦いぶりについて、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、報道陣の取材に応えた。

「今週末はチームのパフォーマンスが良くなかったですね」

 そう田辺テクニカルディレクターは語る。

「FP1、FP2が終わって、FP3で予選に向けてセッティングを変えたが、効果がなかった。その時は気温と風の影響がありました。レースでは条件が違うはずなので、どうなるかと期待しましたが……何も変わりませんでした」

「何がそういう結果を招いたかというのを、トロロッソ・ホンダというチームとして解析し、次のレースに臨みたい。まず原因をハッキリさせたい。空力か、タイヤか、メカニカルグリップなのか見極めて次に進みたいです」

 後方からのスタートということもあって、トロロッソは2台で戦略を分けた。ハートレーはウルトラソフトタイヤを履き、ガスリーはミディアムタイヤを履いてスターティンググリッドについたのだ。

「あのスタート位置なので何か戦い方があるだろうということで、ふたりに対して色んなオプションを考えて、その中で戦略を分けた考え方でスタートしました」

「(タイヤ選択については)基本的に外してはいません。路面温度も予想していたし、設定もそれに合わせていました」

「ある意味、非常に不本意なパフォーマンスでした。想定していた以上に悪かったです。サーキットによって差が大きく開くようなことがあるので、そこは今後解明の余地があります」

 しかし、予選順位で言えば5位(ガスリー)だったバーレーンから1週間後の中国では15位(ハートレー)と、あまりにも大きくパフォーマンスを落としているように感じられる。それについて田辺テクニカルディレクターは、次のように語った。

「強みと弱味があって、弱味が出るとガーンと落ちます。トップグループもそうですが、我々のいる中団以降では、特にちょっとしたことで(順位が大きく)変わる。今回は想定以上に沈んだというのがチームの受け止め方です」

 またレース中には、前を走るマシンを抜くことがほとんどできなかった。これについてドライバーたちは、トラクションが足りないと訴えているという。

「ドライバーは、トラクションがないので前のクルマを抜ききれないと言っています。コーナーの中でも離されるし、出口でもトラクションがからないと」

「パワーユニットに関しては、今のところ問題は出ていません。もちろんさくら(研究所)に送って、現物も確認します」

 厳しい戦いとなった中国。しかしバーレーンでの4位も、間違いなく事実である。

「バーレーンでの高いパフォーマンスは、明るい話題でした。なぜ良かったのかという点を振り返って、それと比べて上海はなぜ悪かったのかという点を分析して、これから先の良い結果に繋げていきたいと思います」

「バクーまでに全部分析して理解しろ、というのがトストさんの号令です」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 中国GP
サブイベント Sunday race
ロケーション 上海国際サーキット
ドライバー ブレンドン ハートレー , ピエール ガスリー
チーム アルファタウリ・ホンダ
執筆者 赤井邦彦