オイル不正燃焼を防ぐため、予選中のマシンへのオイル補給が禁止へ

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オイル不正燃焼を防ぐため、予選中のマシンへのオイル補給が禁止へ
執筆:
2018/05/04 1:38

FIAは、オイルを燃焼してパフォーマンスを向上させるのを防ぐため、予選中のオイル補給などを禁止することを決めた。

Practice starts
Brendon Hartley, Scuderia Toro Rosso STR13
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Track action
Lance Stroll, Williams FW41

 F1では昨シーズンから、オイルを燃焼させることでエンジンのパフォーマンスを向上させることを各チームが狙っていると、度々噂されてきた。これを避けるため、FIAはオイルの消費レベルを制限するなどしてきたが、オイル燃焼問題は今もパドックで議論の的となっている。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は2月に、次のように語っていた。

「我々は(ルールで)さらに踏み込むことを望んでいる。なぜなら、予選については(オイル燃焼への)対処がされていないからだ。レースについては制限されているが、予選ではまだ(オイル燃焼を行う)チャンスがある。我々は、その可能性を閉じたい。うまくいけば、それはエンジンの性能差を縮めることになるだろう」

 FIAの技術代表であるジョー・バウアーと彼のチームは、特にQ3のような大幅な性能アップが求められるセッション中のオイル消費量を監視することを目指している。そのため予選中には、マシンにオイルを補給したり、補助オイルタンクから潤滑システムのいずれかの場所にオイルを送ることを禁止することになった。

 多くのオイルを消費させていることを隠すため、チームが前述のような対策を施しているという懸念がある。しかし今回の動きは、FIAが先んじて可能性を排除するということのようだ。

 FIAのシングルシーター技術責任者であるニコラス・トンバシスは、技術指示書でチームに対して次のように説明した。

「この件に関する数多くの議論の末、予選セッション中のオイル消費を正確かつタイムリーなやり方で監視するために、クルマにオイルを加えたり、補助オイルタンク(AOT)を作動させることはできないということを明確にしたい。すなわち、AOTと潤滑システムの間でオイルが移動しないということになる」

 またトンバシスは、次のように付け加えた。

「例外として、懸念するチームからの要求に応じて、特定の場面で許可される可能性がある。そのような例外は、FIAテクニカル・デレゲート独自の裁量により認められる」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper
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