ホッケンハイム「現在の条件では、ドイツGPを開催し続けるのは不可能」

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ホッケンハイム「現在の条件では、ドイツGPを開催し続けるのは不可能」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/05/23 3:52

ホッケンハイムは、現行の条件では、F1ドイツGPの開催を続けていくのは不可能だと語る。

 ホッケンハイムリンクは、今季限りでF1ドイツGPの開催契約期間が切れることになっている。この契約は、バーニー・エクレストン体制下で締結されたものであり、当初はニュルブルクリンクと1年置きに交互にドイツGPを開催するという契約だった。しかし、ニュルブルクリンクでの開催は2013年を最後に途絶えており、昨年はドイツGP自体が開催されなかった。

 ニュルブルクリンクがドイツGPを開催することを諦めた理由、それはサーキットの財政難である。ただ、この問題は何もニュルブルクリンクだけが悩まされているものではない。ホッケンハイムも、2年に1回のドイツGPを開催し続けてきたものの、財政的に苦しいのは同様であり、現状のような赤字を出し続ける条件では、開催契約を延長することはできないと明らかにしている。

「我々は将来的にもグランプリを開催し続けることを目指しているし、そうなることを望んでいる。しかし重要なのは、現在の条件では続けていくことができないということだ」

 ホッケンハイムのマーケティング・ディレクターであるジョーン・テスケはそう語った。

「我々は、リスクを取り除いた形の契約を交わしたいと思う。これが基本だ」

「開催権料についてのみ話しているわけではない。我々には間違いなくリスクがないという、新しい契約について話をしているんだ」

「我々は、誰からも財政的な支援を受けていないサーキットである。国からも地域からも、そして企業からもだ。だから我々は自分たちで全てを生み出し、マネジメントしていかなければならない」

「我々は過去にいくらかの損失を生んだ。我々は10年の契約を結び、その契約を履行した。良い年もあったが、悪い年もあった」

「今や、同じやり方で続けていくことはできない。ドイツでF1が行われるということは、非常に喜ばしいことだ。それは、我々にとってだけでなく、ファンにとっても。しかし、基本的なことを変更しなければならない」

 ホッケンハイムは、開催を継続する際の内容について、開催権料を発生させないか大幅に減少し、収益を分配するやり方を提案しているようだ。

「我々は常に、開催権料について話をしている。そして『レースを開催するために、どのくらいの金額を支払えるのか?』と尋ねられてきた」

 そうテスケは語った。

「これは、我々の側の疑問ではない。なぜなら、ビジネスモデルを再構築すべきだと考えているからだ」

「ひとつのやり方は、F1または第3のプロモーターに、サーキットをレンタルするというやり方だ。また、チケットの収入を関係者に分配し、それと同時にコストを共有するという方法もある」

「これは、どう締結するかという交渉の問題だ。しかし、リスクなく働くことのできる多くのモデルがある」

「開催権料や基本料金はなく、コストの分だけ支出する。そして、入場券による収入を分け合うのだ」

「我々はアイデアを示し、明確な数字を提示した。現時点では、彼ら(F1)がこれについて考える必要がある」

「しかし、それは簡単ではないだろう。彼らは財政的な決断を行わなければならないのだから。彼らは大きな金額を取るのだろうか? そうなれば、我々は出て行かざるを得ない」

「彼らは伝統的なコースでのレース、そして自動車産業にとって重要な国であるドイツの必要性を信じているのだろうか?」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース