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オーバーテイクの改善を図るF1。その”答え”は既に見つかっている!?

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オーバーテイクの改善を図るF1。その”答え”は既に見つかっている!?
執筆:
2018/04/01 10:55

F1は、オーバーテイクが少ないという問題に対する解決策の検討を進めており、既に解決に向けて進歩があるという。

 F1は、オーバーテイクが困難だという問題への対策を検討している。問題の原因は現代のF1マシンでは前を走るマシンに近づくことができないということであり、ロス・ブラウンはその対処が進んでいると語った。

 ベネトンやフェラーリ、ブラウンGPを率いてF1タイトルを獲得した経験のあるブラウンは、2017年にモータースポーツ面のマネージングディレクターに就任し、F1運営に参加。パット・シモンズやジェイソン・ソマービルといった専門家チームと共に、2021年以降のレギュレーション策定に取り組んでいる。

 空力のレギュレーションが大きく変更された2017年にF1マシンは高ダウンフォース化した。これにより前を走るマシンが生んだ乱流の影響が大きくなり、後ろを走るマシンが近い距離で追走することがさらに困難になった。2018シーズンの開幕戦オーストラリアGPでは、ほとんどオーバーテイクが起こらず、大きな批判を生んだ。

 ブラウンの専門家チームはこの問題解決に焦点を当てており、すでにその研究が成果を生み始めているという。

「それは我々が取り組んでいることのひとつであり、それを始めてから6カ月から9カ月というところだ。マシン同士がより効果的にレースをすることができるようにする方法を理解するためのプログラムだ」とブラウンは『SiriusXM』のインタビューで語った。

「空力性能を高いレベルで保つ必要があるが、周囲のマシンへの害をより少なく、”フレンドリー”にする必要がある」

「現時点では、それぞれのマシンの周囲に”力場”のようなモノが存在している。そのせいで、攻撃を仕掛けるために十分近づくことができないのだ。前のマシンまで1.5~2秒のところまではすぐに近づくことができるが、そこで一気にパフォーマンスを失ってしまい、近づくことができない」

「我々は問題解決のプログラムを開始しており、私は見えてきたことに本当に興奮している」

 ブラウンは「フロントウイングはそれ自体が乱流を生むという面と、前を走るマシンの乱流の影響を受けやすいという面で敏感な領域だ」と付け加えた。

「そこだけではない。フロントタイヤ後ろのパーツやバージボードなどはすべて、同様に敏感だ。リヤのフロアも影響を受ける」

2021年までに対処は可能

 ブラウンは、調査の結果によりフロントウイングだけでなく、全体的な空力パッケージで対処をすることが重要だと強調した。また、彼は2019年と2020年にいくつかの変更が導入される可能性を示唆した。

「我々は全体的なことを考えている。すべての影響を理解することなく、ひとつの要素を変更すべきだとは考えていない」

 そうブラウンは説明した。

「だから、我々は総合的なソリューションを検討している」

「マシンが他のマシンに近づくことで、割合的にパフォーマンスが低下することは分かっている。すでに我々は、前のマシンによって生み出された乱流を減少させる方法、後ろを走るマシンが受ける影響を減らす方法を見出した」

「我々は適切に体系化された方法でそれを導入しようとしている。そしてそれは、2021年に導入されるソリューションになるだろう。その間にも、我々は学ぶことができる。安全でフェアであり、導入することが正しいと感じられるものは、すべて導入されるだろう」

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この記事について

シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper