アルファロメオとザウバー、関係を強化し、技術提携も密接に!?
ザウバーのバスール代表は、アルファロメオとの関係を今後技術面にも拡大し、チームの進歩に繋げていきたいと語った。

ザウバーのフレデリック・バスール代表は、アルファロメオとの今後の展開について語った。
今季から、ザウバーを支援する形でF1への復活を果たしたアルファロメオ。両者の契約は昨年12月に発表され、長年に渡ってコラボレーションを継続するとしている。
ザウバーのチーム代表を務めるバスールは、当初両者の契約には技術的な側面は含まれていなかったものの、現在では優先事項になりつつあるとmotorsport.comに対して語った。
「我々は急いで事に当たったつもりはない。しかし、かなり早くまとまったと思う」
バスールはそう語った。
「去年の7月の終わりから8月にかけて、(フェラーリとの)エンジンの供給契約に同意した。その後、アルファロメオについての議論を始め、12月の始めにそれを発表したのだ」
「信じていただきたいが、この動きはかなり早いだろう。我々は異なるプロジェクトを抱えている。そして今、我々はこのコラボレーションの様々な側面を調査しなければならない」
「アルファロメオとのコラボレーション拡大については、多くの可能性がある。そして、次の選択肢がどのように、そして何なのかを、段階的に見ていく。技術協力も、その選択肢の中のひとつだ」
ザウバーとアルファロメオの契約は、ザウバーがフェラーリの最新パワーユニットを手に入れるという契約がなされた後、結ばれることになった。ザウバーは昨年まで、型落ちのフェラーリ製パワーユニットを使わざるを得なかったのだ。
フェラーリのもうひとつのカスタマーチームであるハースは、より密な技術的提携契約をフェラーリと交わしている。その効果もあってか、同チームは開幕戦で非常に強力なパフォーマンスを発揮した。しかしバスールは、ハースと同じようなフェラーリとの関係性を望んでいるわけではないと語る。
「我々にとってフェラーリは、エンジンサプライヤーにすぎない。アルファロメオとの技術提携だ」
そうバスールは語る。
「私はハースや、彼らのプロジェクトについて議論したいとは思わない。彼らは素晴らしい仕事をしている。しかし、我々には我々のプロジェクトがあるのだ」
「我々はアルファロメオとのことを明確にしなければならない。どのように成功できるか、どのようにチームを発展させることができるか……そして我々は、我々の道を行くのだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ザウバー |
執筆者 | Scott Mitchell |