セナのモナコデビュー飾ったトールマンTG184がオークション出品
アイルトン・セナが初めてモナコGPを戦ったマシン”トールマンTG184”が、5月にオークションにかけられるようだ。
Ayrton Senna, Toleman TG184
Sutton Images
アイルトン・セナが初めてF1モナコGPを戦ったマシンである『トールマン-ハートTG184』が、5月にオークションに出品されることがわかった。
セナがF1にデビューした1984年のモナコGPは、大雨により76周のレースが31周で赤旗終了となった。セナは予選13番手から、慎重にトップを走るアラン・プロスト(マクラーレン)を猛追。トップを捉えようかというタイミングで赤旗が出されたために、セナは最終的に2位となっている。
このレースで大きく名を挙げたセナについて、1976年の世界チャンピオンのジェームス・ハントは「僕たちは、グランプリレーシングにおいて傑出した才能を持ったドライバー、アイルトン・セナが現れたのを目撃した」と語っている。
TG184は、5月11日にモナコで行われる競売会社ボンハムのオークションに出品される。TG184の他にも多くのマシンが出品される予定であり、セナがモナコで最後に優勝した際のマシン『マクラーレンMP4/8A』もそのリストに入っている。
現在のところ、TG184は落札予想価格も出されていない。ロリー・バーンが設計したこのマシンは、2015年に100万ポンド(当時の約1億8千円)で売却されている。
ボンハムのモータースポーツ部門責任者のマーク・オズボーンは次のように語った。
「1980年代終わりから1990年代初めにかけてのセナ・プロストの対決は、スポーツ史に残る偉大なライバル関係であり、2人のチャンピオンはF1ファンに見たこともないような素晴らしいレースを提供した」
「その激しいバトルに火をつけたのは、およそ35年前の1984年モナコGPだった。若きブラジル人が羽ばたこうとしたまさにその時に、政治的な決断によって赤旗が出された」
「我々は素晴らしいライバル関係の引き金を引いた当時のマシン、1984年のトールマン-ハートTG184を出品できて嬉しい。このマシンは、アイルトン・セナの素晴らしいキャリア初期のマシンであり、モナコGPでの伝説の始まりなのだ」
Matt Kew
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